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『え?は,え?』
3秒後,戸惑った声を出しながらAは1回目をこする
〈あら?目に塵でも入ったの?〉
『(あ,幻覚でも夢でもねぇわ)』
すぅ,とAは息を吐いて片手で目を覆いながら上を向いた
『(え,最近の人形って喋るの?はやってんのそういうの?うわマジか,人類もついにここまで来たのか…)』
にしても本当にしゃべっているのか……と思いながらAは人形を穴が空くほどにじっと見た
「小娘よ,マドモアゼルの美しさが分かるとはやるじゃないか」
『!?』ビクゥ!
突然の声に肩を震わせながら後ろを見ると,ピンク色の髪の毛をしたおそらく3年生の人が立っていた
み「お,Aちゃんくるの早いな〜」
そしてその後ろからひょっこりと現れるみか
〈Aちゃんって言うの?私はマドモアゼルよ♪〉
宗「僕の名は斎宮宗。Valkyrieのリーダーだ」
『私は雲類鷲Aです。今回はそちらのユニットのプロデュースを担当することになりました,初めてのプロデュースで慣れないところもあると思いますが精一杯がんばりますのでぜひよろしくお願いします』
〈ふふっ,頼もしいわね♪〉
『あ,いえ当然のことですので…』
そう言いながらいつもの癖でぺこぺこと頭を下げる
み「(マド姉に頭を下げる人,初めて見たわぁ…)」
『(ヤベェ,仕事病で頭を下げる癖がマジで治らねぇ…)』
自分のこの情けない癖が悔しいと思っているAであった
______________________
結果から言おう。彼らのパフォーマンスは非常に美しかった
み「で?どうやった?」
『……この世のものとは思えないほどに美しいです。お二人の魅力的な世界観が非常に伝わってきます。そのパフォーマンスにステージの上に立ったらどれほど美しくなることやら……』
更に少し角度を変えてみたらさらにいいかも…と呟きながらAは考え込んだ
み「にしてもあの“使えないプロデューサー”なんて嘘やん!」
宗「ふん,まぁ悪くはなかったがね」
『ふふっ,お褒め頂き光栄です♪』
そう言って髪の毛を耳にかけるA
宗「……小娘,髪の毛は一体どういう手入れをしているのかね?」
『え?ふ,普通にパン◯ーンのシャンプーとトリートメントを使ってドライヤーで乾かしてるだけですけど…』
自分のサラサラな髪の毛をいじりながらそう答えた
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氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年4月18日 21時