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椚「___はい?今,なんと?」




『だから此処(プロデュース科),辞めます』




その翌日,こういう時だけ判断が早いAは登校してすぐに椚に転科届けを出した





『ただでさえ今人数が足りていないと言うのにあのお二方を置いてこういう判断をしてしまい大変申し訳ない気持ちは山々で……』





椚「貴方ねぇ……顔!ニヤけてますよ!」





『え?』





そんなAの顔はいつものすまし顔とは思えない位にニッコニコとしており,何処か嬉々としていた





因みに転科を決意した昨日の一日中ずっとニヤけており,みかにも“Aちゃん……怖いくらいにニコニコしてるんやけどどしたん?”と言われるほどだった




椚「これほどセリフと顔が似合ってない人初めて見ましたよ,もう少しその感情を隠す努力をしなさい」





『あ,すみませんなんか最近顔に出やすくて…』





そう言いながら顔に手を置くA





椚「はぁ……別に私は止める気はありませんけど……せっかくのチャンスなんですよ,ほんとにいいんですか?」





『むしろ私がいないほうがいいでしょう〜?』





椚「……………」





椚の何処か突き刺さるような視線がAに刺さる





それを察したAもすぐに表情を切り替える





『まぁ……でもあなた方教師陣には本当にお世話になりました,その点に関しては誠にありがとうございました』





もう人生で何百回やったかもわからないお辞儀





本来なら学生たる彼女はまだたくさん経験しなくてもいいはずのものを,バイト先での客からの理不尽,徹夜した企画書にミスが発覚したときに教師に頭を下げるなど,もうAにとって頭を下げると言う行為は息をするようにできる





椚「………はぁ、貴方ねぇ……すぐに頭を下げる癖を今すぐ辞めなさい。大人になったらさらに頭を下げる事が容易くなりますよ?」





『やっぱり今すぐ治したほうがいいですよねぇ…』




軽く息を吐くと,Aは言葉を続ける





『で,その転科届け。もちろん受理してくれますよね?』




いつになったら音楽科に戻れます?と付け加える




椚「まぁあなたがいいならそれでいいですけど…恐らく戻れるのh」





「ちょっと待った」





すると後ろからよく聞こえる声が聞こえた





陣「俺はお前をプロデュース科に置いておくべきだと思う」





『さ,佐賀美………先生…』





其処にはにんまりと笑った佐賀美が立っていた

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氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年4月18日 21時

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