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み「ほんっっまにおおきに！」
『いえいえ，同級生としてこれぐらいは当たり前ですよ』
授業終わり，すぐさまお礼を言われるAはいつも通りに笑いながら話を交わす
実際あまり同い年の子と話したことがなかったため，Aは少し戸惑っていた
でもそんな戸惑いを上手に隠しながらAは会話をし続けた
『にしても災難でしたね，あの教師に当てられるとは』
み「ほんまにそれ！にしても……雲類鷲さんって意外と喋るんやな…」
『意外…と？もしかして私マイナスの偏見を持たれたのでしょうか？』
み「あぁいや！そうやなくて……ほら，雲類鷲さんって授業終わったらいつもどこかに行ってるか寝ているかの2択やったから……あんまり喋る機会がなくてつい無口であまり人と関わりたくないのかなと思ってしまったんや」
『おや』
まぁな，眠くない日は基本どこかぶらぶらしているし休み時間に眠くない状態で教室に入ると言う事は珍しいかもしれない
それに喋るといっても何しゃべればいいかよくわからないし1人の方が気楽だし
『別にそんなこと思っておりませんよ，御用があるならなんなりとお申し付け下さい』
そう言ってAはニコリ，ときれいな笑顔を作った
み「！おぉ……お師さんの集めとるお人形さんのように綺麗に笑った…」
『は，はい？』
み「なぁなぁ！雲類鷲さんの事をAちゃんって呼んでええか？」
『え？……まぁ……はい……』
み「あれ？もしかして……嫌やったんか？」
『いえいえ，滅相もない！ただ…下の名前で呼ばれるのって何年ぶりかなぁと思いまして』
み「え」
そう，このAちゃんは1度も友達を作ったことがない！おまけに今は孤独の身だ，つまり……
下の名前を呼んでくれる人間もいないのだ
み「えっとぉ……友達は…」
『え？トモ……ダチ……？』
み「………なんか，すまん」
おいやめろ影片，そんな哀れみの目でこっちを見てくるな
別に友達なんかいなくても困らないし！孤独なんかとっくに慣れてるし！
『構いませんよ，実際友達なんていませんでしたし数年ぶりに名前を呼んでもらいとてもうれしいです』
み「ッ〜〜〜〜〜！Aちゃん！今からおれが友達第一号やで！」
『友達一号…？』
アレ？いつか友達代金せびられるやつ？
人間関係に良い思い出がなかったため，ネガティブ思考になるA
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氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (
レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨曇り侑 | 作成日時：2022年4月18日 21時
