don't love11 ページ12
什「次あっち行きたいです」
貴「わっ…ちょ、ちょっとジューゾーくん!」
まどろみのお昼寝タイムを終了したジューゾーくん。それはいいんだけど復活したのか私をあっちこっちに連れ回す。
た、体力の限界…
貴「ジューゾーくぅん………」
什「ありゃ?」
ありゃって…今まで気づかなかったの…!?
その場で腰を下ろすと、見かねたジューゾーくんが私の頭を撫でた。…何か雑だなぁ…
什「パンツ見えてるです」
貴「えっ!?ちょ、やだ!!頭撫でる前に言ってよ!!」
今までで一番反射神経が働いたかもしれない。
他の通行人にも見られるかもしれないと危惧し、コンマ数秒で立ち上がることができた。
見てるだけで何もしないとはジューゾーくんも辛辣な様子。
什「ピンクのレースです?かわいーの履いてるですねぇ」
貴「あっ…なっ……!い、言わないでよぉ!!」
周りの人に聞こえたらどうするの!
悪戯に笑うジューゾーくんは、絶対に私をからかっている。
貴「むぅ……、もう私歩かないもん。しーらない」
いじけてそっぽを向くと、Aー?とか、怒ったですー?とか。
きっと純粋なんだろうなぁ……可愛いけど許しがたい。
什「もー…Aは子供ですねぇ…」
そう、むくれたかと思うと、体が宙に浮いた。
貴「きゃぁ!?」
什「しっかり掴まってくださいね」
大袈裟に忠告はしてるけど、全然衝撃がない。
きっと、ジューゾーくんは私を気遣ってくれている。
その優しさに、心が暖かくなった。
貴「ねぇねぇ、公園行こうよ」
什「公園…?公園ってゆーぐとかある所です?」
貴「そう!小さい頃、お母さんと一緒によく遊んだの」
什「おかーさんですか……いいですねぇ。なら、Aは僕のいもーとです
」
貴「えぇ!私がお姉ちゃんだよ!」
什「絶対僕の方がおにーさんです」
ずっとこんな時間が続けばいいのに。
時刻は、既に15時28分を指していた。
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さくら - やば (2019年5月22日 4時) (レス) id: fba2db2f98 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ピエロさんさん» 天使ですか!嬉しいです…寛大な心をお持ちの天使様のために!!!(( (2016年1月24日 8時) (レス) id: 99758c160f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ルカさん» 有難うございます!闇カネキチはツンデレであることを望みますが…ヤンデレもいい!!!!頑張ります! (2016年1月24日 8時) (レス) id: 99758c160f (このIDを非表示/違反報告)
ピエロさん(プロフ) - 駿浬さんの作品とっても、楽しみです!駿浬さんのペースで頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年1月24日 1時) (レス) id: 2d848995f7 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 闇カネキくんめっちゃ楽しみです!応援しています!!! (2016年1月23日 21時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駿浬 | 作成日時:2015年3月23日 20時