Pretty man♪22 ページ24
涼「まぁー、俺の親父なんで…誇りっちゃぁ誇りっすね」
パチパチと拍手が鳴り止まない中、セリフを考えていなかった俺は絶句中。
カネキ「A…次だよ………」
隣でカネキさんが何か言ってるけど聞こえない。聞こえない聞こえない聞こえ
先生「次、百合川ー」
「は、はひっ……」
ガッターン←
涼「ぶふぉっ…」
勢いよく立ちすぎて、椅子が後ろに倒れてしまった。
「あ………ぅ、えと…」
カネキ「ちょっ…」
カネキさんまで呆れ顔。どうしよう。恥ずかしいけど何か言わなきゃ…
「…えと…俺のお父さんは…す、すごくできた人です…」
カネキ「!」
「俺が、どうしようもなかった時…迷わず手を差しのべてくれて、嬉しかったし…同時に、悲しかったです」
力んでいた肩が、ふっと楽になってスラスラと言葉が出てくる。
凄く不思議で戸惑ってしまったけど、伝えれるなら、今伝えたい。
普段、気恥ずかしくて口にできないことも、言える気がする。
「一日中家にいることができないほど毎日が忙しいはずなのに、俺のことばかり気にして…自分の方が辛いはずなのに、絶対に弱音なんか吐かなくて…」
「横顔が寂しそうで、悲しそうで…それでも俺といるだけで楽になれるって言って傍に居てくれた」
「嫌な顔1つせず向き合ってくれて、自分のことみたいに一緒に喜んだり…悲しんだりしてくれた。俺は、そんなお父さんが……
大好きなんです」
にこり、と微笑む。
これだけは、偽りじゃないから。笑って伝えることができる。
カネキ「…………Aが」
涼「わ、笑った…!?」
先生「か、感動したぞ…先生は…先生はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」←
「「先生、うるさい」」←←
カネキさん
貴方に伝えたかったこと
気づいてほしかったこと
全部、全部
伝わりましたか?
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るうなし(プロフ) - あれ?.......何か花から赤い液体が....... (2019年8月8日 13時) (レス) id: ecfcc4e1dd (このIDを非表示/違反報告)
澪 - あー、1番好きかもしれない(笑)あまり暗くないのが良いですね。 (2016年10月4日 5時) (レス) id: d9764b4d01 (このIDを非表示/違反報告)
咲音 - その文才下さい…(´д`) (2016年1月7日 17時) (レス) id: c575ca31a8 (このIDを非表示/違反報告)
星望(プロフ) - 面白かったです(≧▽≦)ドキドキでした♪ (2015年11月30日 20時) (レス) id: 97e9cbfdc0 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ウタさんだぁぁぁぁぁあ!!( ☆∀☆)作者様々ですぅ~( TДT)頑張ってください! (2015年4月9日 1時) (レス) id: 257f924beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駿浬 | 作成日時:2015年2月20日 17時