検索窓
今日:42 hit、昨日:9 hit、合計:279,525 hit

Pretty man♭17 ページ19

先生「お知らせの紙を今から配るぞ〜!」





長ったらしい授業も終わって、HR。


普段なら、お知らせの紙なんぞ配らない先生が珍しく真面目に配り始めた。



俺は最後尾なので回ってくるのが遅い。

やっと回ってきたその紙には、


『親子ふれあい授業』




「………小学生?」


涼「それ俺も思ったw」



斜め前の席の涼介が体を傾け、こちらを向いた。

何だふれあいって。そんなもの必要ないしそれに呼べる人なんて……






『A、また明日もおいで』






「……………」




カネキさんか…言ってみる価値はあるかも




________



カネキ「親子ふれあい授業?」




「はい。『仕事』があるようでしたら他を当たるのでお気になさらず」



グイッと手元にあるグラスを一気に空にした。入っていたオレンジジュースは乾いていた喉を癒すように潤していく。


カネキさんは懐かしそうにその紙を眺めた。



月山「A…僕が行ってあげよう。父親としてでなく…フィアンセとして!!」



「うるさいです月山さん。死んでください」



カネキさんの隣に座っていた月山さんが、調子に乗っているのか脚を組直し指先を俺に向けて見せた。



月山「フゥン…?照れているのかい?だが!僕はそんな君を((カネキ「いいよ。僕でよければ行こうか」………oh」




カネキさん、月山さんの脚を踏んでるのかな…ギチギチ音がするんだけど←



「ありがとうございます。えっと…1時から昼休みなので、それまでに受付を済ませてくださるといいかと…」



カネキ「うん、分かった。駅の近くの高校だよね?」



「はい。お願いします」




一礼して顔をあげると、いつもの優しいカネキさんの笑顔がそこにあった。


「……?」



カネキ「じゃぁ、明日はAのお父さんかな?」



「若すぎるかな?ハハ……」と苦笑するカネキさん。



……お父さん…。



お父さん…か。




「ふふ…そうですね。カネキさんは元から俺の自慢のお父さんです」




カネキさんは優しく、頭を撫でてくれた。

Pretty man♭18→←Pretty man♭16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (423 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
498人がお気に入り
設定タグ:東京喰種 , カネキ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るうなし(プロフ) - あれ?.......何か花から赤い液体が....... (2019年8月8日 13時) (レス) id: ecfcc4e1dd (このIDを非表示/違反報告)
- あー、1番好きかもしれない(笑)あまり暗くないのが良いですね。 (2016年10月4日 5時) (レス) id: d9764b4d01 (このIDを非表示/違反報告)
咲音 - その文才下さい…(´д`) (2016年1月7日 17時) (レス) id: c575ca31a8 (このIDを非表示/違反報告)
星望(プロフ) - 面白かったです(≧▽≦)ドキドキでした♪ (2015年11月30日 20時) (レス) id: 97e9cbfdc0 (このIDを非表示/違反報告)
- ウタさんだぁぁぁぁぁあ!!( ☆∀☆)作者様々ですぅ~( TДT)頑張ってください! (2015年4月9日 1時) (レス) id: 257f924beb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:駿浬 | 作成日時:2015年2月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。