『喰』べたかったのに『食』べられました【東京喰種】

金木さん ページ6

ヒナミ「この服、明日着てもいいかなぁ？」



貴「うーん…一回洗ってから着よっか…？」


ヒナミ「えぇｯ…」






リビング。


購入した服を紙袋からあさる。


どうやらヒナちゃんはブランドの服を買ったのは初めてみたい。

すごくはしゃいでて可愛いなぁ…



ヒナちゃんを眺めていると、小さなため息が聞こえた。


貴「あ、カネキさんお風呂入ってたの？」


どうりで姿が見えなかったわけだ。

水が滴るその姿に、涎が出そうになる。
おっと…←


カネキ「次、Aさん入りな」



貴「はぁー……ハｯ！？」←



待ってA。よく考えたら…
カネキさんが使ったお湯=カネキさんの…………ぅへ←


いつもヒナちゃんと一番風呂だから考えもつかなかった…！

我ながら節穴だった…



そうだ。喰べることができないならコレを飲めばいいんじゃない！？



貴「あたし頭いい！！いってきま((いたたたたたた！！！」



るんるん上機嫌で風呂場に向かおうとすると、何に勘づいたのかは知らないけどいきなりリボンを鷲掴みにされた。



カネキ「あれ、この耳って神経通ってるんだ…？」←


貴「や、そういう訳じゃないけど！？引っ張られたら普通に痛いでしょ！？」


何でこんな容赦ないの！？あたし一応女なんだけど！


カネキ「一応言っとくね」


貴「…？」



あまりの痛みに崩れ落ちたあたしと同じ目線にしゃがむ。


耳に、食欲のそそる柔らかそうな唇が近づけられた瞬間、



カネキ「余計なことしたら…『半殺し』かな…」




貴「…………ｯ」





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