また ページ34
貴「うん…ヒナちゃん。何でこうなってるのかな」
ヒナミ「割れた珈琲カップを買いに来てるの!」
いや、それは分かってるんだけど…
貴「何でこんな勢揃いなの」
ヒナミちゃんの隣にはカネキさん、万丈さん、ジロさん達…
ヒナミ「皆で来た方が楽しいよ!」
うん、楽しいね
一人の負のオーラを除いてね←
やばい。カネキさんから物凄いオーラが漂ってる
あたしとカネキさんの間の空気めっちゃ張り詰めてるから。
貴「はぁ…」
こんなはずじゃなかったのになぁ…
するとヒナちゃんが思い出したように「あ、」と呟いた。
目まぐるしく増える人口密度の中、あたしの手を引いたヒナちゃんが踵を返した。
貴「ヒナちゃん?」
皆も、心配そうに見てる。
ヒナミ「ヒナミ、おトイレ行きたい…」
貴「あ、そっか。じゃぁ、皆さん先に行っててください」
後で追い付きますので、とその場をUターンした。
あの場から離れられたからラッキーなんて失礼ながらも思ってしまう。
トイレに着くと、ドデカいショッピングモールだというのにトイレはすっからかん。
利用客数が少なすぎる。
ヒナちゃんがトイレをしている間に設置されている鏡で身だしなみをチェックしていると、程なくして水の流す音が聞こえた。
あたしもついでにしようかな…
貴「ヒナちゃん、あたしもトイレするから待っててね」
ヒナミ「はぁい」
…戻った後、どうしようか。
カネキさんと気まずいままなのは嫌だし…でも、話しかけても無視されるし…
何に気が立っているのか分からないまま、トイレの蓋を勢いよく閉めた。
貴「ヒナちゃん!おまた………せ…」
本来なら、そこにヒナちゃんが立っているはずなのに
待っていてと言ったはずなのに
落ちていたのは、彼女のカチューシャだけ。
貴「あ……え?」
…………何で?
貴「ヒナちゃっ……ヒナちゃん!!」
何でよ…さっきまで、待ってるって笑顔で言ってたじゃない
何でっ……
貴「ヒナちゃッ…………」
596人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウ(プロフ) - 食品コーナーでいい匂い??? (2015年6月27日 21時) (レス) id: 89af0c6931 (このIDを非表示/違反報告)
? - 素敵な作品でした。(・∀・)⊃ (2015年5月6日 7時) (レス) id: 1c14e3af80 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - 駿浬さん» めちゃ良かった!尾赫の赫者ってどんなんなんだろーねwリア友に描いてもらえない?りゅうりぃー、僕のために描いてくださいよぉ〜。 (2015年3月31日 21時) (レス) id: f35eeeecc2 (このIDを非表示/違反報告)
駿浬(プロフ) - 柏木 エリさん» ホントですか!ありがとうございます♪リア友の絵飽き飽きしてたんです…URLくだされば、ぜひ載せます!(・ω・´ (2015年3月31日 20時) (レス) id: d96e53dc02 (このIDを非表示/違反報告)
駿浬(プロフ) - kouさん» ふふ……照れちゃいますねっ★←ありがとうございます。続編どうか見てくださいね〜 (2015年3月31日 20時) (レス) id: d96e53dc02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:駿浬 | 作成日時:2015年2月22日 20時