『喰』べたかったのに『食』べられました【東京喰種】

これが本能？ ページ19

貴「あ、ぁあああの…カネキさん！？」




普段なら、半径20cmに入られることすら拒むカネキさんが、自らあたしを抱き締めている。



いつもあたしが攻め側にいたせいか、こういうことには慣れない。


カネキさんは絶対に受けだ。絶対に！
あたしは受けじゃないもん



カネキ「……Aさんってさ」



カネキさんは心臓バックバクなあたしを無視して、どんどん進めていく。


カネキ「初めて会った時より、胸成長したね？」




どこ見とんじゃ変態！！！




なんて悪態も、すぐに呑み込まれてしまった。








あたしの発育途上の胸を、いやらしく揉みしだく掌によって。





貴「〜〜ｯな、な！？」




妖艶な笑みを浮かべるカネキさんは、今までにないほど内なるムッツリさを惜しみ無く発揮している。



やっぱりカネキさんはムッツリだよね…





そう考えてる間にも、その手は止まらない。



貴「あっ……か、カネキさんっ…これ以上は良くないです！未成年ですよ！」





押し付けられる胸板を押し返そうと、ワンピースを握っていた手を広げた刹那、






貴「ひぃ！？」






ワンピースの下から大胆に手を突っ込まれ、もう下着丸見え。



いくら薬を飲まされているからと言って、ここまで知識があるとは思わなかった。



貴「か、カネキさん！！やめてぇｯ…その手を抜いてくださいぃ！！」





あまりの恥辱に、穴があったら入りたい気分だ。




中に入った手は、器用にラインを這う。





もう、ダメだ…あたしの初体験がこんな風になってしまうとは夢にも思わなかったが、これはあたしが蒔いた種。





自己負担自己責任だ。




さよならあたしの穴…←






また会おう…いや、会えないわ








などと、半ば諦めかけていると、奇跡が起こったようで。






カネキ「……………あれ？」





貴「えっ…」





どうやら戻ったみたいです。







【効果持続時間:20分】

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