＃02 再開 ページ2
目を開くと、あの時の川の川辺にいた。
「…オイ! Aがいるぞ!!」
「何を馬鹿なことを言って…え!?」
そこにはルキとルカがいた。
暑いし、夏休みなのかな…
「ルッ… ぁ、えっと…はじめまして…
どうかなさいました?」
声も、高城Aの頃と同じ。
「あ、ごめんね、死んだ友人にそっくりだったから。」
私は以前の私でいてはいけない。
別人だ。別人なんだよ。
転生なんて誰も信じない。わかってる。
「レンの所行こーぜ!!」
ルキは私の手をつかむ。
「…レンとはどのような方なのでしょう」
…知ってることを聞くなんて辛い。
自分を偽るのが辛い!!
「えっとなあ…お前にそっくりなAの婚約者だよ」
「そうだ…私、巡音ルカっていうの」
「俺は巡音ルキ、コイツの兄な。…お前は?」
「私は…零音Aと申します。」
「レオンのオ 抜いたら「レン」だな!!」
「Aと同じ名前なのね!!」
２人は私の両手を握って笑った。
「じゃあ、行こうか」
「どちら様?」
ミクオが玄関から顔を出す。
私の顔を見た瞬間、驚き混乱していた。
「レッ… リッ… レン!!」
「ん?」
レンがこっちに歩いてくる。
来ないで。
レンと話したら、私が私になってしまう!!
私はルカとルキの手を振りほどき、走り出した。
嫌だ。
馬鹿にされたくない。
信じてもらえるわけないし。
一人で知った道を歩く。
日も落ちて、夜になる。
…今日、どうしよう。
「あれ、A姉じゃん」
声がした方を振り向くと、そこにはリントがいた。
「指を見る限り…レンと喧嘩した?」
私が死んだことを…知らない!?
私はリントに全部話した。
…現在私は22歳らしい。
「じゃあレンのところいこーよ」
「やだ」
「A姉が死んでから、レンはずっとAのこと想ってるよ」
…お前私が死んだって知ってんのかよ!
…という訳で… 来てしまった。
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アソパソマソ - いっそのこと小説になったらどうでしょうか？文章上手すぎです！！ (2017年6月10日 10時) (
レス) id: f16cde6fb9 (このIDを非表示/違反報告)
ciel - 久々に来た！やっぱいいわ。笑更新大変だろうけど楽しみにしてますー笑頑張って下さい！！ (2014年8月19日 15時) (レス) id: 2387ee59ac (このIDを非表示/違反報告)
セイゴ - めっちゃつづき気になる！ (2014年2月26日 23時) (レス) id: fd283af571 (このIDを非表示/違反報告)
セイゴ - 更新がんばれえええええええ (2014年2月24日 23時) (レス) id: fd283af571 (このIDを非表示/違反報告)
きえ - やっばー！ 久々に読んだら泣けるーー！ヘタレンさん！才能有りますよ絶対！これからも応援してます！ (2014年2月12日 3時) (レス) id: e0b46d0f43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へたレン娘 | 作成日時：2013年4月1日 21時
