＊ ページ12
「・・・どうして?」
「好き、なんだ。ニノのことが。お前の告白を断ったときからずっと。
お前が翔くんと付き合いだしてはじめて気付いた。
俺、ニノのこと好きだったんだって。」
「そんな、遅いよ…。」
潤んだ瞳から涙が一粒零れ落ちる。
綺麗だった。
「今からでも、ダメ、かな・・・。」
「そんなの決まってるじゃん。」
俺もずっと、大野さんのことが好きだったよって。俺の胸に顔を押し付けて言うニノは、
たまらなく可愛くて、我慢していたものを開放するように、激しいキスを落とす。
「ん、・・・・ふぁ、んぁ。」
漏れ出る声は、想像していた通りで、興奮が止まらない。
俺のものにしたい。そう強く思った。
「なぁ、ニノ。抱いていいか?」
回りくどい言い方はせずに、ストレートに。
キスの余韻に浸っているニノは、俺の首に腕を回し、妖艶にほほ笑んだ。
「俺の全部、智の物にして?」
あぁ、もう離せない。そう思った。
.
.
「あぁ、んあっ、智………」
「くっ…和っ…」
初めてなのに、初めてじゃないようなそんな感覚。
もっと、もっとって欲しがる和は、妖艶で、綺麗で、愛しくて。
俺たちは何度も絶頂を迎え、二人だけの朝を迎えた。
.
「おはよう、和。」
「・・・智、おはよう。」
目覚めて、そう言って笑うニノは、昨夜とはまるで別人。
少年のようなかわいさだった。
「なぁ、ニノ。俺と付き合ってくれないか?」
「え・・・?」
ちゃんと言おうと思った。
翔くんじゃなくて俺の和に。
そうなってほしいから。
「一番に俺を愛してくれる?」
「もちろん。結婚はできないけど、一生、お前のこと一番に愛し続けるから。」
「んふふ。ありがとう。」
赤から青に変わるシグナル
戻ることのできない旅の途中で 明日を信じて進みたい
「俺の和になってくれる?」
「うん。・・・俺だけの智になってくれる?」
答えの代わりに甘い甘い口づけを。
「和、愛してる。」
「俺も、愛してるよ。」
鮮やかな青に染められた 未来は果てしない夢を描いた
乾いた心 潤して
.
これからは和の全部を、俺にしたい。
俺でいっぱいに。俺色に染めたい。
そして俺も、和の色に染まりたい。
これからは、ずっと一緒にいよう。
end.
Everything another≪red×green≫→←＊
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あんずみんと(プロフ) - ナビさん» 了解です！お待ちください(●´ω｀●) (2017年12月6日 21時) (
レス) id: 9bdb6ebf5b (このIDを非表示/違反報告)
ナビ - はじめまして！リクエストよろしいでしょうか？松原.のすばるくん受けで、リアル設定でお願いしたいです！甘々な感じで‥よろしくお願いします(*´∀`*) (2017年12月5日 20時) (レス) id: 0d0e39877c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんずみんと | 作成日時：2017年3月30日 20時
