【黒バス】君に届け【黄瀬 涼太】

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夢主side



ﾁｭﾝﾁｭﾝ





小鳥のさえずりで目を覚ますと、




そこは、白で統一された部屋の中に私はいた。






？「……あっ！目、覚ましたっスか!?」




『涼太くん、…私、どうしたの？


何で、保健室にいるの？』








そう、自分が何で、保健室にいるのか、


全く解らない。









考えようと、


思い出そうとしても、


ただ頭が痛くなるだけで、



何の手がかりにもならない。







黄「清香っち、体育の授業中、

倒れたんスよ。



トラックを走りはじめて

すぐに倒れたんス。」







涼太くんは私が癌であること、



病気をもっていることを知らない。






というか、知ってほしくない。






私が知ってほしくないと思うし、



涼太くんに心配かけなくない。







黄「……清香っち、大丈夫なんスか？


最近、元気ないし、顔も青いし…」





『……大丈夫!! 心配かけてごめんね？



今日、倒れたのは寝不足だったからだよ？



貧血だよ？だから、大丈夫!!



寝たら治ったしね？』






黄「……」






涼太くん、そういう可笑しいところとか、



無理して笑顔作ってると、



すぐバレるからなぁ〜





そういうところ、無駄に鋭いからなぁ〜。





無駄に。



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