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佐々木「送ってくから、案内して。」
「え、でも、朗希の家、方向反対じゃ…」
佐々木「ああ、俺も同じ方向だよ。朝はスタミナ鍛えるために、遠回りして来てるだけ。」
「あ、そういうことだっだんだ!じゃあ、お言葉に甘えてw」
佐々木「せっかく初めて二人で帰るし、ゆっくり歩いてこうぜ。色々話したいこともあるし。」
「うん!」
外で並んで歩くのは初めてで、少し緊張する。
朗希とは、朝の教室でもLINEでもたくさん話しているが、それでも話し足りないくらいだ。
そんな中、朗希はあることを切り出した。
佐々木「2011年のあの時って、A、小2なる前か?」
「…! うん、そうだよ。朗希は、小4なる前ってことだね。」
佐々木「うん。…俺、あの時、親父とじーちゃんばーちゃん、それに家も失って。」
「…え。」
佐々木「その後、転校したり、引っ越したりして、すげー色々あって。でも、色々あったけど、全部今に生きてるし、色んなことを学べたと思ってる。…Aとは、3ヶ月とはいえ、色んなこと話し合って笑い合ってて、これからもそういう関係でいたいから、話しておきたくて。唐突に、ごめんな。」
そっか、朗希もそうだったんだ…
心のどこかでは、思い出したくないかもしれない。
でも、朗希が打ち明けてくれた今、私も過去と向き合いたい。
「ううん、話してくれて嬉しいよ。ありがとね。…私もね、あの日、たくさん大切なものを失ったんだ。」
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あちゃごん - やばい...かっこかわいいとはこのことか...!最高な小説ありがとうございます!更新頑張ってください! (2023年4月5日 13時) (レス) id: 4dbfea730e (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 最っっ高! (2023年3月29日 12時) (レス) @page7 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キース | 作成日時:2023年3月28日 23時