【カゲプロ】君の瞳に映るのは【カノ】

第三十三話 忘れん坊 ページ33

マ「へぇ〜、すごいね！」


私は拍手しながら言った。あ、そういえば……


マ「貴方、どこから来たの？」

？「…分からない」

マ「なんであんな所で寝てたの？」

？「…何でだろう……分からない」

マ「そっかー。忘れん坊さんなんだね」


私と同じだ〜！


？「忘れん坊？」

マ「私も、よく忘れちゃうの

ずっといろんなこと覚えていられれば良いなーって思うんだけど…

不思議だよね？」

？「一つだけ、覚えてることあった」

マ「え！なになに？どんなこと？」


私は身を乗り出して耳を傾ける


？「僕……友達が欲しいんだ…友達と遊びたい」

マ「お友達…？」

？「ぁ……ごめん…でも、それだけ覚えてるんだ

友達と遊びたいって…それだけ……」

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