1月*89 ページ10
私はゆっくり目を覚ました。
.......ここは。
実家の自分の部屋?
『そうだった。帰省してたんだった。』
お布団から出れば冬の寒さが感じられた。
時刻を確認すると10時30分。
.......寝過ぎじゃん。
私はさっさと着替えてリビングに向かった。
『お母さん、ごめん。』
「あら、起きた?おはよう。」
『結構寝てたみたいだね。』
「そうね。ちょっと寝過ぎかしら?そんなことはまぁいいわ。ご飯出来上がってるからさっさと食べちゃいなさいよ。」
『はーい。』
私は机においてあるお節とお雑煮を食べる。
食べているときにふと思った。
『ねぇ、お母さん。千尋は?』
「千尋君?あぁ、家にはいないわよ。」
...........は?
どういうことなの。家にいない?
だって昨日までは....いたはずなのに。
「お父さんと一緒にちょっとね。あぁ、悪いことはしてないわよ。」
『なにかんがえてるの?』
思わず、ガチトーンになってしまった。
お母さんの笑み。それが不気味なほどに恐ろしく感じたのは気のせいじゃあないと思いたい。
「なにも考えてないわよ?ただ、ちょっとね?」
『だから、そのちょっとってなに!?』
「Aが、気にする必要はないわ。」
『........そう。』
納得してないけど話がこれ以上進むなんて思わない。
私は諦めた。
さっさと、ご飯を食べて部屋に戻ることにした。
スマホを確認する。
通知が1件。
差出人は_______実渕先輩。
千尋かと、内心期待してしまったからかとてもガッカリしてしまった。
失礼にも程があるね。
通知の内容をみると
[Aちゃん。お久しぶりね。
元気にしてたかしら?こっちはあいかわらずよ。
小太郎も永吉もかわらないのよ。
黛さんとはうまくいってるかしら?征ちゃんとかなり前にストバスしたってきいたわ。羨ましいわ。
どこかで会えるといいわね。こちらはAちゃんより先に成人式行うわ。一足お先にね。
遅くなっちゃったけど明けましておめでとう!]
そんな長い文章がかかれていた。
私はガッカリしてたくせに文書みたら嬉しくなってしまった。
すぐさま返信する。
[明けましておめでとうございますっ!!
それと、これから数日後成人式ということでおめでとうございます。
私も何処かで会えることを楽しみにしてますね。]
そう返事をしてスマホをしまった。
『そっか。みんな、先に行ってるんだなぁ。』
それがなんだかちょっと悲しくなってしまった。おいていかれるような気がして_______
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怜巫女 - 緑桜しぇくあさん» こんばんわ。お久しぶりです。 突然の更新ですみません......。 また、ストーリーを見たいといってくださって嬉しいです! ちょっとでもがんばろうとおもうのでよろしくお願いいたします! (2017年1月6日 1時) (レス) id: 5d56d42fa2 (このIDを非表示/違反報告)
怜巫女 - 未來さん» こんばんわ。お久しぶりです。 突然の更新で戸惑わせてしまって申し訳ないです。 ストーリーを見たいといってくださってほんとに嬉しいです。 コメントありがとうございました (2017年1月6日 1時) (レス) id: 5d56d42fa2 (このIDを非表示/違反報告)
緑桜しぇくあ(プロフ) - お久しぶりです!私はまたここのお話見たいです! (2017年1月5日 14時) (レス) id: 8d60de39c9 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - お久しぶりです!久々に更新されててえっ?と思いました笑私はまたストリーが見たいので進めて欲しいです! (2017年1月5日 0時) (レス) id: ebe3b2c702 (このIDを非表示/違反報告)
怜巫女 - 未來さん» ありがとうございます。どんなことがあっても完結させるつもりでちゃんといます。 楽しみにしてるといってくださってすごく安心できました。ほんとにありがとうございます。 (2016年8月24日 23時) (レス) id: 5d56d42fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜巫女 | 作成日時:2016年8月22日 11時