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12月*82 ページ3

車の窓から代わり行く景色を見る。

それは、私が長年見てきた景色同然だった。

一年離れただけなのにね。

「家に帰ったら、すぐにご飯にしましょっか。
遠いところからきてるし疲れてるでしょう?」

私と千尋を運転から止めてる時に、そういった。

私と千尋の表情をみて疲れてるのだと察したのだろう。


「いえ、お構い無く。大丈夫ですよ。」

千尋はこちらに気を使わせないつもりでいたようだ。

「用意できてるし気にしないでいいのよ?
明日、明後日は人は混むだろうし今のうちにゆっくりしておき。」

『あぁ。そっか。年始だもんね。』

「そういうこと。
そうそう、修造くん。」

ん?虹村がどうかしたのかな。
虹村修造。
私の従兄弟だ。

「2年後あたりに結婚するんですって。」

はっ!?
思わず、千尋の方を見てしまった。
千尋は、なんでこっち向いてんだし。って顔をしているが気にしないでおく。

『えっえっ!?そうなの!?』

「そう。夏休みに戻ってきてプロポーズしたって報告してきたのよ。2つ年上の方なんですって。」

大学生だか学生だか社会人かは分からないけどよくやったなぁ。と思ってしまった。
一応、成人になるのだけれど。
20歳だもんね。

「お相手もね、詳しいことは言えないのだけれど。理由があってアメリカに来ていて出会ったそうよ。
写真見せてもらったけどとてもきれいな人だったわ。」

『へぇ.......。』

なんか、意外だった。
あたしと方が千尋と一緒にいるのずっと長いはずなのに。
越されるなんて思っても見なかった。

それだけ、みんな会ってなくても変わっているのだろうな。
そう思いながら外をチラッとみればいつの間にか家の近辺まで来ていた。

「あぁ、もう。マンションに着くから降りる準備はしてね」

『はーい。』

その数分後にマンションの敷地内について私たちは車を降りて荷物を下ろした。
マンションの建物に入ってエレベーターにて7階に移動した。

そして、家の709のところには表示には神代。と記入されている。
お母さんが玄関をあけて“どうぞ。”といったのでリビングにむかった。

「おじゃまします。」

『千尋、緊張してる?』

「ま、まぁな。」

珍しいこともあるんだと思った。
リビングにつけばすでにお父さんがいた。

「あぁ。Aと千尋君よくきたね。」

.......ほんとに家についたことによっていつもとは違った懐かしい安心感が出てきたような気がした。

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設定タグ:同居生活 , 黛千尋 , 黒バス   
作品ジャンル:恋愛
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怜巫女 - 緑桜しぇくあさん» こんばんわ。お久しぶりです。 突然の更新ですみません......。 また、ストーリーを見たいといってくださって嬉しいです! ちょっとでもがんばろうとおもうのでよろしくお願いいたします! (2017年1月6日 1時) (レス) id: 5d56d42fa2 (このIDを非表示/違反報告)
怜巫女 - 未來さん» こんばんわ。お久しぶりです。 突然の更新で戸惑わせてしまって申し訳ないです。 ストーリーを見たいといってくださってほんとに嬉しいです。 コメントありがとうございました (2017年1月6日 1時) (レス) id: 5d56d42fa2 (このIDを非表示/違反報告)
緑桜しぇくあ(プロフ) - お久しぶりです!私はまたここのお話見たいです! (2017年1月5日 14時) (レス) id: 8d60de39c9 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - お久しぶりです!久々に更新されててえっ?と思いました笑私はまたストリーが見たいので進めて欲しいです! (2017年1月5日 0時) (レス) id: ebe3b2c702 (このIDを非表示/違反報告)
怜巫女 - 未來さん» ありがとうございます。どんなことがあっても完結させるつもりでちゃんといます。 楽しみにしてるといってくださってすごく安心できました。ほんとにありがとうございます。 (2016年8月24日 23時) (レス) id: 5d56d42fa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜巫女 | 作成日時:2016年8月22日 11時

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