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305話 ガチの1 on 1 ページ26

-高尾side-

A「真太郎、和成。まだ体力残ってるか?」

緑間「はい。」

高尾「Aさんのカレーのおかげでなんとか!」

A「んじゃ、ちょっと付き合ってくれないか?」


ご飯を食べ終わってしばらくすると、Aさんが部屋の奥からバッシュを取ってきた。

俺たちの方に見せてきて、俺は期待でソワソワする。

向かった先はもちろん、ストバスコート。

軽くストレッチやアップをして準備をする。

そのアップですらAさんはレベルが違った。

あの真ちゃんがジッと見ているほどに。


A「んじゃ、とりあえずかかってこいよ。真太郎、和成!」

高尾「えー?2 on 1っすか?」

緑間「邪魔なのだよ、高尾。」

高尾「うるせぇ!」


自分で言うのもあれだけど俺と真ちゃんは一応都内の強豪で1年ながらスタメンだし、なんなら真ちゃんはキセキだし?

でも…それすらを嘲笑うぐらいAさんは強かった。


A「あぁっ!」

高尾「ナイス、真ちゃん!」

緑間「当然なのだよ。」

A「いいね、真太郎。もう一本…!」


真ちゃんはスリーポイントもうまいけど、ディフェンスもめちゃくちゃにうまい。

そんで、気付いた。


高尾「悔しいけど…俺そこのレベルにいけないわ…。」

A「はぁ…はぁ…。和成、どした?」

高尾「俺見てます!」

A「はぁ?なんでだよ。お前いねぇとダメだから来いって。それとも体きついか?」


月が輝いて、風が吹く。

Aさんは汗を服で拭きながらベンチに座ってる俺に近づいてきた。

あー、こうしてみんな好きになってくんだな。この人のことを。


高尾「体は大丈夫です…。でも一回だけ2人のガチのバスケ見ていいっすか?」

A「ガチの…。俺一人のガチでいいなら。」

高尾「一人の?」

緑間「なら座っているのだよ。高尾。」

高尾「へーへー。」


一人のっていう言葉が気になるけどやっぱり2人の1 on 1はすごかった。

真ちゃんの攻撃は身長的に止めるのがきつい時もあるみたいだけど真ちゃんがディフェンスの時は全部入れる。


A「和成、一回やったぞ。戻ってこい。」

高尾「はい!」


それから1時間ぐらいバスケやるとAさんが思い出したみたいでさっきの試合の時の真ちゃんの行動に文句を言いながらストレッチをさせて別れた。

お互いにウィンターカップ出場、リベンジを誓って。

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設定タグ:黒子のバスケ , 誠凛 , 帝光   
作品ジャンル:アニメ
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0tm3wy536pj2b4m(プロフ) - すごく感動や面白かったです続きが気になる (2019年10月24日 13時) (レス) id: 3a834e2161 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月29日 1時

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