318話 新しいドライブ ページ21
宮地「はぁ?ここで黒子?」
木村「あいつに何ができんだよ。」
緑間「奴がこの場面、手ぶらなどありえない。出てきたからには、必ず何かある。」
そう真太郎が言うと秀徳の空気が一気に変わった。
元チームメイトの言葉だから余計信用できるんだろう。
まぁ、実際秘策があるし。
でもそれは別に和成に向けたものじゃない。
真太郎、お前だよ。
ニヤッと笑いながらコートに目を移すとテツヤが大我をスクリーンにして向き合ったのは真太郎。
秀徳の選手が驚いた顔をしている。
木吉「黒子ぉ!!」
木吉からのパスをテツヤがキャッチした。
高尾「はぁ!?キャッチ?」
ミスディレクションを使うためにはテツヤはボールに触れてはいけない。
そんなテツヤがボールに触れ、今一番注目を浴びる選手になっている。
それに加えて真太郎と向き合ってるから。
宮地「なんかやべぇぞ!気をつけろ、緑間!」
火神「残念だけど、そういう話じゃないぜ。早いとか、うまいとかじゃねぇんだ。黒子にしかできない、そのドライブは!!」
その瞬間、真太郎の前からテツヤが消えた。
ディフェンスが全くできない真太郎は拍子抜けの表情でそのまま後ろを見た。
高尾「くっそ!」
次は和成を抜く。
その後宮地さんがパスをしようとしてもそれをテツヤがカットしていく。
第3Qが終わり、同点まで追いつくとすぐに第4Qが始まる。
A「大我、足は?大丈夫か?まだ飛べるか?走るのは…。」
火神「大丈夫だよ!心配すんな。」
汗だくな手で俺の頭をポンポンと叩く。
A「休ませてあげられなくて悪い。」
火神「いいって。それに、今はあいつをぶっ潰さなきゃいけねぇし。」
A「…。あぁ。限界だったら言ってくれ。」
火神「おうよ。」
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0tm3wy536pj2b4m(プロフ) - すごく感動や面白かったです続きが気になる (2019年10月24日 13時) (レス) id: 3a834e2161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作成日時:2019年8月29日 1時