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234話 2年たち ページ2

A「修、最近の2年のことどう思う?」


都大会と関東大会優勝を果たした俺たち帝光バスケ部。

夏合宿を目前とした今日、俺と修は久しぶりにマジバに来て2人で話をしていた。

元キャプテンだけど、同じ2年の征十郎よりも修の方が本音を話しやすい。


虹村「危ういよな。」

A「あぁ。大輝はもう多分才能が開花している。真太郎と敦も時間の問題だ。」

虹村「ほんとめんどくせぇよな…あいつら。どうすっかな…」

A「征十郎がなんとか調和してくれんだろ。大輝はちょっと俺に任せてくれ。」


そう言うと修は一度飲み物を啜って俺の方をじっと見つめてきた。


虹村「策あり?」

A「策っていうよりは経験ありってとこだな。」

虹村「経験?」


ニヤッと笑うと呆れたようにため息を吐かれた。

そういえば、こいつはどっかの誰かさんと違って昔何があったんだよとか聞いてこねぇよな。

そういうとこがいいんだけど…


虹村「黒子のことはどう見る?」

A「別に大丈夫だろ。うまくいってるよ。」

虹村「だな。あとはあいつらのモチベーションの低さが課題だな…」

A「はぁー…。課題しかねぇな。」


紙に書き出すと俺たちはそれをどう解決するか話し合いを始めた。

頬杖をつきながらペン回しをする修は真剣そのものだ。


A「はぁー。どうすっかな…」


伸びをしていると額に冷たいものが当たった。

多分ジュースが入ってるやつだ…

それを乗せたのは佐久間先輩。

笑顔でピースをしてきて、それを見た星野先輩が呆れたように殴っていた。


星野「何してんだ?お前ら。」

佐久間「ミーティング…?」


修と俺が中に詰めると2人は座ってきて俺たちの話し合いに参加してきた。

っていうか制服姿の2人は雰囲気違うな…

星野先輩が「北の王者」の正邦高校のもの。

そんで、佐久間先輩が「西の王者」である泉真館のものだ。


A「お2人はどうしてここに?」

星野「合宿前に差し入れ渡そうとしたら2人がいなかったからな。緑間くん?が残ってて渡してきた。」

虹村「すみません、ありがとうございます。」

佐久間「んで、お前らは何話してたんだ?」

A「2年がどうかなって。」

星野「"キセキの世代"か。」

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作者名: | 作成日時:2019年2月27日 22時

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