380話 一週間後に ページ2
虹村「なんだ?これ。」
湊「さすがの僕でもキレそう。」
景虎「おい待てクソガキども!」
立ち去ろうとするJabberwockに声をかけたのはリコのお父さんの景虎さん。
1週間後、もう一度試合をして勝ったら謝罪をしてあといかだで帰れ、と。
その代わり負けたら腹を切るという。
Jabberwockが承諾したところで放送が終わり、次の番組が始まった。
湊「一週間後に試合って…誰がやるんだろうね?」
虹村「そんなん。あいつらしかいねぇだろ。つーか、お前らにも話来るんじゃねぇの?」
A「リコから電話来たわ。」
その瞬間に俺の携帯に電話がかかってきて出る。
修と湊にも聞こえるようにスピーカーにして。
相田「久しぶりね。さっきの試合見てた?」
A「あぁ。修と湊と3人で見てたよ。」
相田「なら話は早いわね。単刀直入に言うわ。湊くんとAを呼んでくれないかってパパに言われてるの。キセキの世代に火神くんと黒子くん、あと高尾くんと日向くんに若松くんには出るって言ってるの。どうかしら?」
湊と顔を見合わせる。
修は「ほらな」と口パクをする。
もちろんあんなこと言われて黙ってろってのは無理だけど…。
湊「僕は出たい。チャンスあるのに行かないなんてそんなの嫌だよ。Aは?」
A「もちろん俺もそう思う。だけどこっちで試合あんだよな…。」
相田「あらそうなの?そしたら湊くんだけ参加にする?」
虹村「いや、Aの試合は5日後だろ?Jabberwockとの試合には間に合うだろ。」
湊「うん!そうだよね!それじゃぁ僕もAも参加するってことで!」
相田「いいの?本当に。」
湊「大丈夫!それじゃぁまた詳細は送ってね!」
A「おい、湊!」
通話が切れると、修と湊がニヤニヤしがら俺の方を見てきた。
半強制的に決めたのになぜか楽しそうにしている。
湊なんて早速準備を始めてるし。
A「待てよ。まだ行くって決めてねぇよ!」
虹村「何そんな渋ってんだよ。」
A「あいつらと練習無しで急にチーム組める気がしねぇんだよ。」
湊「大丈夫だよ!出ていなかったとはいえずっとみんなの動きを見てたでしょ?Aならできる。僕もいるし!」
虹村「頑張れよ、副主将!」
A「お前らな…。」
73人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪 | 作成日時:2020年3月21日 2時