６９話 ページ30
ス「皆、ただいまです！遅くなってごめんなさい！」
私の姿を見るなり、彼らはわぁっと駆け寄ってきた。
―――しかし
男子「スカイちゃん、助けて！」
女子「私達、どうしたらいい？」
目尻に涙をたくさん溜めて、数人の子が私に泣きつく
どうしたらと言われても、どうしたのかわからないのですが
とにかく皆を落ち着かせようと、私は精一杯明るく振る舞う
ス「私が来たからには大丈夫ですよ、安心して！何があったんですか？」
できる限りの穏やかな口調で尋ねると、私に真っ先に話しかけてきた小柄な少年が、おずおずと口を開いた
男子「なかなかルキとスカイちゃんが戻らないから、僕たちでミキエル様を読んでこようってなったんだ。そしたら捜してる最中に…」
カタカタと震えだした少年を庇うように、マリーによく懐いている少女が後を引き継いだ
女子「ロージィが近道をしようって言ったの。それで、マリーお姉ちゃんが駄目だって言ったのにロージィが別の道を行っちゃって、そしたらね、そこに……」
ス「何があったんですか？メープル」
無理に話させることはしたくないのだけど、やむを得ない。二人が危険な目に遭っているであろうことは、彼らの反応で一目瞭然だ
少女……メープルはぎゅっと口を結んでから、すぅっと息を吸った
メ「――――ロージィが、がけから落ちそうなの！」
ス「―――ロージィ、マリー！」
二人を見つけた時、息切れなんて飛んで行って、悲鳴に近い声で二人の名を叫んだ
スカイちゃん！と叫び返す彼らの状況を見て、そのまま気絶しそうになった
草むらに隠れて見えにくいところに、大きな崖があったのだ
ガクガクと震える足をなんとか動かして近づく。必死にロージィの手を掴むマリーと、今にも落ちそうなロージィ
ロージィの足下は、なんとか踏みとどまっているものの、足場と呼ぶには頼りなさすぎる程の、小さな道だ
あまりにも現実離れした光景に思考が停止する
きっと数秒間、立ち止まっていた
なんとか勇気を振り絞り、ゆっくりと近づく
いつの間にか雨が降り出していた
マリー達まであと数歩
そこで、茂みをかき分けてくる音が聞こえた
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栗狐(プロフ) - フォローありがとー(*´-｀*)ゞございましたです(*^-^*)いまからフォローしてきます(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 13時) (
レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» うわぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！失礼ですがフォローさせていただきました！！！楽しみにしてます！！！！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: f7209ee17f (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - 大丈夫ですよー(´▽｀)気に入っていただけてよかったです！これからもちょこちょこ投稿するのでよろしくお願いいたします(っ´▽｀)っ (2018年7月16日 13時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
笹乃葉(プロフ) - 栗狐さん» 昨日疲れてそのまま寝てしまったので今見ました！！素晴らしすぎか……！？皆かっこよすぎですかもうありがとうございます！！！！！URLこっちに貼って大丈夫だったりしますでしょうか！？ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 00d128c491 (このIDを非表示/違反報告)
栗狐(プロフ) - そのあとも制服姿等、学パロイラストも混ぜていきたいと思います！(*^-^*)よろしくお願いいたします(ﾟ∀ﾟ*)(*ﾟ∀ﾟ) (2018年7月16日 8時) (レス) id: d357ac031b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹乃葉 | 作成日時：2016年3月26日 17時
