Interchange!!vol.1(玉北・入れ替わりパラレル) (ページ45)

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カップル玉北編-after talk-⑪ ページ45

-after talk-⑪

「やっぱりばれたか・・・ごめんね、ミツ」
　ついうっかり、と口元を緩ませる玉森に、雑誌に載っちゃうなんて恥ずかしい、と北山は枕に顔を埋めて足をじたばたとさせる。
「まぁ、ミツ。誰も俺と行ったなんて思わないから」
「だって・・・玉ちゃんとのこと大好きすぎるから、みんなから仕事中も惚気てるって思われちゃいそうで・・・キスしてるところも見られちゃったし・・・」
　可愛い、と玉森は北山の頬にそっと唇を寄せた。
「いいよ、その方がミツに手を出しにくいだろうし」
「・・・玉ちゃん？」
「本当にミツが純粋で可愛すぎて心配になるんだよ・・・特にガヤとかガヤとかガヤとか・・・」
　身体が入れ替わっているときに思い知った、と玉森は盛大にため息を吐く。
「ガヤはなんかいい匂いするし、低音セクシーボイスだし、ミツに優しいし・・・」
「んー・・・藤ヶ谷がいい匂いなのはいつものことだし、低音セクシーボイスなのもいつものことだし、親切なのも・・・」
「あー・・・自分で聞いといてごめん、もう・・・」
「ふふっ、ヤキモチですかぁ、玉森さん」
　ちょっと得意気に嬉しそうに顔を覗き込む北山に、そーだよ、と玉森は背中からギューッと北山を抱きしめる。
「・・・とにかく、一人でいるときにはガヤに気をつけて・・・狙われてるから」
「藤ヶ谷がスナイパーだから？」
「・・・うん・・・え？」
　何でそんなことになっているのか分からないけれどそういうことにしておこう、と玉森は何度も頷いた。すると、北山はそっと身を乗り出し、玉森の頬にチュッと口づける。
「俺が好きなのは・・・玉ちゃんだけだよ。何があっても・・・！」
　俺もだよ、とその可愛い行動に玉森は満面の笑みを浮かべて、手にしていた原稿をベッドから落とした。北山を抱きしめる腕に力を入れ、掌で全身を弄り始める。
「やんっ・・・！あ、ダメっ！」
「・・・スカートの中に手を入れるよ」
「あんっ、もう・・・この服が玉ちゃんの家に置いてあって、こうして俺の部屋着みたいになってるのまずいなぁ・・・」
　黒のワンピース姿の北山は困った顔で玉森の手を止めようとする。
「・・・しかも下着なしでね・・・可愛い、待ってたんだ、俺を」
　玉森はスカートの中を弄る手と反対側の手でそっと北山の顎を掬いあげると、振り向かせた北山の唇にそっとキスをする。

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