カップル玉北編 30 side:T ページ30
30 side:T
「平気、ミツ？・・・結局いつもより激しくしちゃった・・・かな」
「うん・・・いつもより、感じちゃった」
恥ずかしいよ、と俺の胸板に頬を擦りよせるミツが可愛すぎて、俺は何度もその唇に吸いつく。甘い吐息を吐きだしあいながら、舌を絡ませあうと少しずつ呼吸が荒くなり、甘美な衝動へ導いていく。
「あっ、ダメ！・・・また・・・！」
「ミツ、キスだけでイきそう・・・！！」
「・・・玉ちゃん、中に・・・もう一回・・・！！」
「ミツ、ミツ・・・愛してる・・・！」
全部繋げて身体を震わせると、お互いがまたお互いの身体の中に入り込むような感じだった。そうしていて一つに蕩け落ちていく――腰を揺さぶる強く突き上げる都度、散開していく俺の汗がキラキラと輝き、ミツの身体に降り注いでいくとより一層ミツは美しく喘ぐ。
「玉、ちゃん、玉ちゃ・・・ぁ・・・ん、あんっ！！」
「・・・可愛い、俺の大切なミツ・・・もっと俺を感じて・・・」
何度か達した後に俺は今にも眠りについてしまいそうなミツに腕枕をする。俺に寄り添いウトウトとしながらも、ミツは何かを秘めた瞳で俺を見つめてくる。
「ミツ・・・どうしたの？」
「・・・俺の話をまだしてなかったと思って・・・」
藤ヶ谷とのこと、と改めてミツの唇に告げられると、正直身構えてしまった俺がいる。でもこれは今の俺たちが避けて通ってはいけない、と俺の胸に触れるミツの指先をギュッと握りしめた。
「・・・話してくれる、ミツ？」
「うん・・・玉ちゃん、今度の土曜日ってまだ予定空いてる？」
「結局一人で釣りに行こうかと思っていたから・・・」
「あの、ね・・・実は藤ヶ谷が・・・」
「・・・ええっ！！」
***
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作者名：ほわわ
| 作成日時：2018年1月15日 0時
