信用、安心 ページ6
A「今剣様、私は間違いなく政府の物です。では、言える範囲のことで自己紹介させていただきます。
年齢は10歳で、政府ではブラック本丸特攻隊です。命に関わる仕事で、他の部署の仕事を押し付けられておりほとんど残業です。そして万年人手不足でございます。それに上司が…おっと、私の不満の話になってしまいますね。
申し訳ございません。私の名前は申し訳ないことに言えませんので…では、仮名を名乗られせていただきます。有栖です。」
外見で一番言われるのが不思議の国のアリス。
政府から配られた洋服のモチーフもそれだ。
部署のみんなにはあだ名でそう呼ばれるのもあったなぁと思い出に浸っていると、今剣様が
今剣「ありす…すてきですね!でも、ぼくのへやにきたってことはあるじさまのことききたいんですよね?」
…感がいい。さすが三条といった所だろう。
一瞬見せた無邪気な笑顔は偽物か、本物か…
A「はい、そうです。お話できる範囲でよろしいので聞かせていただいてもよろしいですか?」
今剣「いいですよ、ぼくの、いえ、ぼくたちのあるじさまはわきざしいじょうはしゅつじんばっかりさせて、いっぱいかたなをお、おってました…もちろん、ぼくいがいのさんじょうも…だすかたながいなくなったらまたつくって…そんなことをずっとくりかえしてました。
そして、たんとうのぼくたちはよるになったらあるじさまのへやによ、よばれて、へんなことをさせられました。そんなひがつづいてました。でも、あるひあるじさまとぜんぜんちがうあたたかいれいりょくのひとがきて、そのあとにせいふのひとがきました。そして、ぼくたちをたすけてくれました。ぼくたちがとうかいをえらばなかったのはあのあたたかいれいりょくのひとにあいたいからです。
これでいいですか?ありす。」
書類でわかっていたことだけど改めて聞くと本当に酷いな。本当に許せない存在だ。
そして引っかかるのが霊力の暖かい人、話を聞くと私に該当するんだよな。私は霊力あったけ?そっか、私は霊力調査をする歳のときはあいつらの所いたからわからないんだ。
A「ありがとうございました。とても辛かったですよね。そして、その霊力が暖かい人は私に該当するのが不思議ですね。
霊力調査を今度してくるので結果をお待ち下さい。では、失礼します。」
私はそう言い、ドアを閉じた。
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作者名:れあちーずけーき | 作成日時:2019年12月17日 19時