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天使12 ページ12

『わぁ!間違えてくれたんだぁ!

嬉しい!やっぱり帝統ってバカなの?』


「おいさりげにdisってんじゃねーぞ!」


「まあ否定できませんからどうしようもありませんね」


「あはは!やっぱり帝統って面白いねぇ!」


帝統がぷんぷん怒ってる間に着替え終え、鏡を見るといい感じだ。
乱数の服はカラフルだけど派手すぎなくて好き。
服に合わせて乱数が髪をセットしてくれて完成!
モデルもいいし服もいいなら完璧だよね。


「うんうん!やっぱり似合ってるねぇ

ねぇやっぱりボクの服のモデルしなーい?」


『僕はしてもいいけどさ

犬は多分わんわん言ってくるけどいいの?』


「それなんだよねぇ

あの左馬刻がどうしても譲らないから説得が大変なんだよねぇ」


その言葉で2人の頭にはてなが浮かんだ。
乱数はなんでも言っちゃうから止めても無駄なんだよね。
誰にでも言うわけじゃないみたいだから許してるけど。


「なんでヨコハマのヤクザが関係あんだ?」


「もしや、彼の血縁者ですか?」


『みんな色が同じだけで血の繋がりとか勘繰りすぎ

あんな奴と血縁関係なんて一切ないもん!』


「あーあーごめんねぇ!怒らないで宵

なんていうかねぇ

宵が左馬刻のうちでお世話になってるっていうかぁ

左馬刻が宵のうちでお世話になってるっていうかぁ」


「あ?なんだそれ?どういうことだ?」


「要するに、彼自身ではなく組と関係があるということでしょう」


「うん、そういう感じぃ

はい!宵の家の話はここまで!

で、今日来てきた服はどうするぅ?」


『いらないからまた売ってこようかな

お小遣いにしては結構いい額になるんだよね』


「いい額!?…ど、どのくらいになんだよ」


帝統の目に¥が見える。帝統はお金が好きなんだ。
僕は近くに寄って何本か指を立てる。


『うーん、大体……』


「な!?そ、それって野口か?」


『違うよぉ〜諭吉さん♡』


「そそそそそんなにか!?」


「こらこら、うちの犬にあまり刺激の強い話はやめてください」


「あはは!可愛い子の脱いだ服を高額で買い取るとかそれこそ犯罪だよねぇ〜

ボクは脱いだ服よりその中身の方が興味あるなぁ」


「それは問題発言ですよ、乱数」


未だにお金に浮かれている帝統と乱数に引く幻太郎と笑っている乱数。
なんか不思議だけど楽しいな。
イケブクロは一郎たち兄弟でやってるから仲良いしシブヤもヘンテコで仲良しか。
先生のとこはまだ会ったことないし、今度ついでに行こうっと。

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作者名:忌子の君 | 作成日時:2020年1月4日 5時

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