守るもの4

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エレン「駆けるってどこまで…増援です！早く！！援護しなければまたやられます！」



グンタ「エレン！！前を向け！」




エルド「歩調を乱すな！最高速度を保て！」




エレン「なぜ！リヴァイ班がやらなくて誰があいつを止められるんですか！！」





その間にも、増援に来た人が死んでいく。





エレン「まだ1人戦っています！今なら…まだ間に合う！」



ペトラ「エレン！前を向いて走りなさい！」




先輩は兵長の指示に黙って従えとしか言わない。





エレン「Aさん！今なら…間に合います！」





『…私はリヴァイを信じる』




クソ…！

Aさんも無理か…。





イヤ…1人でだって戦えるじゃないか



何でオレは人の力にばっかり頼ってんだ？

巨人化して戦えばいいんだ。





ペトラ「エレン！何をしてるの！それが許されるのはあなたの命が危うくなった時だけ！！」




リヴァイ「お前は間違ってない。やりたきゃやれ」




リヴァイ「自分を信じるか、調査兵団組織を信じるかだ。俺には分からない、ずっとそうだ…。


自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても…結果は誰にも、分からなかった」





「だからまぁせいぜい、

悔いが残らない方を自分で選べ」





──それなら、オレは巨人する。






ペトラ「エレン、信じて」





手を加えた口に力を入れようとした時、ペトラさんの言葉と共にまだ治っていないペトラさんの手に目がいく。





巨人化する条件を見破れた時、


ささやかな代償だとオレと同じ痛みを分かちあってくれた先輩方。




俺はこの人達についていくと、決めたんだ。





リヴァイ「エレン！遅い！！

さっさと決めろ！！」





エレン「進みます！！！！！」





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