第4話:まだやるのか!? ページ6
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鬼鮫「Aさんの様子は、どうでしたか?」
地下室から上がってきたイタチに声をかけてきたのは、彼の相方の鬼鮫だ。
イタチは無表情のまま、視線をそらしながら言った。
イタチ「・・・特に変わった様子はない」
鬼鮫「そうなんですか?」
イタチ「余計な詮索は避けるべきだ。行くぞ」
さっさと歩き出したイタチの背中を鬼鮫は、腑に落ちない表情で見つめていた。
***
ナルト「はぁっ、はぁっ・・・サ、サスケ、休憩しようぜ」
サスケ「なんだ、もうばてたのか」
息を荒くさせ、そのままビタンッと倒れたナルトにサスケは眉根を寄せる。
かれこれ三時間程度、里の近くの森の中を走り回った。
サスケには身体を慣らすのには丁度よかったが、ナルトにはきつかったようだ。
ナルト「よく疲れねーな・・・」
サスケ「フン・・・これぐらいで、弱音なんか吐けるわけねーだろ」
そう・・・この程度で弱音を吐いたら、Aを連れ戻すことなんてできない。
うちはイタチ。
イタチがAの側にいる限り、奴を殺さなければ、永遠にAは戻らない。
握り拳を震わせるサスケを見て、ナルトは首を傾げた。
ナルト「(サスケが力にこだわるのはアレのため・・・?)」
七班で自己紹介をしたとき、サスケは『夢なんてものはないが、野望はある。それはある男を殺すことだ』と、目に暗い光をにじませながら、言っていた。
ナルト「(ある男って誰なんだ?サスケはそいつが憎いから、殺したいって思ってるのか?)」
尋ねようとして、サスケの目に深い憎しみがにじんでいるのに気づいてナルトは慌てて顔をそらした。
サスケ「少し休憩する。次は体術だ」
ナルト「まだやるのか!?」
サスケ「当たり前だ。だから、お前を誘ったんだろ」
ナルト「〰〰〰!!」
ナルトはため息をついて、仕方なくうなずいた。
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ハイキュー,研磨LOVE☆《*≧∀≦》 - とっても面白いです!( ☆∀☆)サイッコー!作者さん神です!続き楽しみにしてます!(* ̄∇ ̄)ノワロフー (2014年11月18日 2時) (レス) id: 7f5409c857 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 更新が遅くなってすみません。 (2014年11月16日 10時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
うちは - 続きが早く見たいよ(ゝω∂) (2014年10月11日 20時) (レス) id: 5e476c10a3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 暗喰リス様、設定を付け足したので見てください(*^^*) (2014年4月27日 17時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
暗喰リス - イタチさんが俺得!あと設定とかありませんか?ともかく更新頑張ってください! (2014年4月26日 21時) (レス) id: 8f0744c1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月26日 20時