NARUTO 闇の復讐者

第1話：早くしろってばよ!! ページ3

.
.


カカシ「いや〜、ごめんごめん。ちょっと、遅れちゃって・・・」

ナルト「いい加減、その言い訳聞くの飽きたってばよ!!」

サクラ「はぁ〜・・・」

サスケ「・・・・」


待ち合わせの時間に三十分遅れたカカシにナルトは怒鳴った。


カカシ「まあまあ、そんな怒らないで。じゃ、任務の話をするぞ」

ナルト「早くしろってばよ!!」

サスケ「ウスラトンカチ。うるさい」

ナルト「キィー!!」


地団駄を踏むナルト。


カカシ「今日の任務は超簡単！Ｂランクの依頼人の荷物をそれぞれ届けることだ！」

ナルト「え〜」

サクラ「それだけですか？」


サクラが尋ねると、カカシは頷いた。


カカシ「丁度いいだろう。今のお前達にぴったりだ」

ナルト「なにがぴったりなんだよ！オレってば、もっと違う任務やりてー！」

カカシ「文句言わないのっ」

サスケ「・・・・」



＊＊＊



男性「どうもありがとう」

サスケ「・・・・」


男性に軽く会釈をし、サスケは一人、カカシの元へ向かっていた。


サスケ「カカシの奴・・・」


簡単な任務ばかり寄越しやがって・・・。


心の中で悪態をつく。


オレは、早く強くならなきゃならないのに。


イタチを殺さなければ・・・Aを取り戻すことはできない。


Aの笑顔が頭をかすめて、サスケは目を閉じた。


──会いたい。


正直な気持ちだった。


サスケ「A・・・」


愛しい人。


幼い頃から、好意を寄せていた女の子。


サスケ「・・・・」


サスケは唇を噛み、足を進めた。



.
.
.

第2話：修業に付き合え→←設定・おもな登場人物紹介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す