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第11話:胸くそ悪い ページ13

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鬼鮫「・・・いいんですか、イタチさん?Aさん、泣きながら走っていってしまいましたが」

イタチ「・・・・」


Aの背中を見送り、立ち尽くすイタチに鬼鮫が尋ねる。


イタチは唇を噛み、うつむく。


サソリ「おい」


Aが走り去った方向からサソリがやってきて、イタチの前で足を止めた。


サソリ「イタチ、テメー、何度アイツを泣かせば気が済むんだよ。オレには関係ねーが、見ていて胸くそ悪い」

イタチ「・・・・」


イタチは答えない。


鬼鮫がやんわりサソリを制した。


鬼鮫「サソリさん、落ち着いてください。イタチさんも彼女にも事情があります」

サソリ「事情?なら、毎回顔を合わせるたびにアイツ泣かせるのには、妥当な理由があるってことなんだよな?」

イタチ「サソリさん、すみません・・・」


弱々しい様子のイタチに、サソリは「チッ・・・」と舌打ちをし、彼の横を通り過ぎていった。


鬼鮫「イタチさん、行きますよ」

イタチ「ああ・・・すまない・・・」


絞り出すように出した声は、掠れていた。



***



『A』


おだやかな表情をしながら、私の名前を呼ぶ彼。


『どうした?なんで泣いているんだ?』


なかなか口に出すことができないほど、ひどく傷ついていた自分を彼は優しく抱きしめてくれた。


『・・・そうか。つらいことがあったんだな。泣き止むまでオレが側にいるから、思いっきり泣いていいぞ』


泣きじゃくる私に彼は微笑む。


彼ならどんな悲しみも受け入れてくれる───そう信じていた自分は、本当は彼も同じくらい苦しんでいたことを知らなかった。



***



デイダラ「サソリの旦那!どこ行ってたんだよ、うん」

サソリ「・・・チッ、イタチのヤツ・・・」

デイダラ「イタチ?何かあったのか?」


疑問に首をかしげるデイダラの言葉に聞き流してサソリは、舌打ちした。


デイダラ「・・・?(何かサソリの旦那、機嫌悪いな、うん・・・?イタチが何かしたのか?)」



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ハイキュー,研磨LOVE☆《*≧∀≦》 - とっても面白いです!( ☆∀☆)サイッコー!作者さん神です!続き楽しみにしてます!(* ̄∇ ̄)ノワロフー (2014年11月18日 2時) (レス) id: 7f5409c857 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 更新が遅くなってすみません。 (2014年11月16日 10時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
うちは - 続きが早く見たいよ(ゝω∂) (2014年10月11日 20時) (レス) id: 5e476c10a3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 暗喰リス様、設定を付け足したので見てください(*^^*) (2014年4月27日 17時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
暗喰リス - イタチさんが俺得!あと設定とかありませんか?ともかく更新頑張ってください! (2014年4月26日 21時) (レス) id: 8f0744c1e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月26日 20時

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