第18話 ページ19
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『お前はいつも泣いてばかりだな』
『う…？』
結晶の花が咲き誇った草原で、彼は呆れたような眼差しをわたしに向けた。
『っく…だ、だって…っ、みんなわたしのことが嫌いだって…っ、言うだもん…』
『…』
『なんで、わたしだけ…仲間はずれにするの？どうしてわたしは…生きていちゃいけないの？わたしは…わたし…は…っ』
涙があふれて、声が詰まる。
苦しかった。
悲しかった。
どうして自分だけがこんなに寂しい思いをしなければならないのか、わからなかった。
『A』
『…う？』
不意に名前を呼ばれて見上げたら、頭をくしゃりと撫でられた。
『お前は一々周りの声を気にしすぎだ。そんな奴ら、無視すればいいんだよ』
『無視しても…石とか投げられるんだよ…。“お前の親はバケモノだから、それから生まれたお前もバケモノだ”って…お父さんとお母さんは悪くないのに…なにも…』
悪くない。お父さんとお母さんは悪くない。
悪いのは…。
『おい、笑え』
『…ふぇ？』
『いいから』
『…』
突然そう言われて、戸惑った。
『笑えないのか？じゃあ…仕方ねぇな』
『…人形？』
ぶっきらぼうに差し出してきたのは、傀儡の人形だった。
『これは傀儡だ。こう操って動かす』
『すごい…！』
『ふん、当たり前だ。オレは──っていう天才傀儡師なんだからよ…』
＊＊＊
A「…っ、…！？」
ガバッとAは体を起こした。
A「(夢…？)」
ズキンッと痛む頭。
ナルト「…zzz」
A「あ…」
Aははっと傍らで眠るナルトに気づき、我に返った。
A「ここ、ナルトの家だったんだっけ…」
一楽でラーメンを食べ終わった後、サクラと別れてナルトと家に帰ってきた。
そして、早すぎる時刻ではあったが二人共に眠ってしまったらしい。
A「…ん」
Aは立ち上がり、カーテンを引いた。
まだ暗い外の景色を見て、立ち上がる。
A「少し、散歩でもしてみようかな」
小さく呟き、念のためにクナイを服の中に忍び込ませる。
Aは家からそっと出た。
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りん - 続きはないのですか？ (2021年10月3日 8時) (
レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票！ (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません！！ とっても面白いですッ！才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミント | 作成日時：2014年4月15日 14時
