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一応事務所に顔を出し、Aちゃんが寝たから買い物に行く、ということを伝え、近くのスーパーに向かう。
「林檎と……後なんだろう、ポカリとか…僕のラムネ買っちゃおーっと」
事務所を出る時、国木田にもらった1000円が入ってる財布をポケットにしまい、スーパーの中を歩き回る。
「……そういえば僕、買い物なんてしたことなかった」
結局電話で国木田を呼び出し、一緒に買い物をするすることになったのは言うまでもない。
◆◆◆
「ただいまー……」
「おや、乱歩さんかい。おかえり」
「あれ、与謝野さん。どうしたの？」
寮に帰ると、Aちゃんの布団の側には与謝野さんがいて、彼女の額に手を当てていた。
「きっと乱歩さんのことだから買い物の仕方知らないと思ってね。時間かかりそうだったからその間、妾がAの様子見てようと思ったのさ」
「結局、国木田呼び出したからね。
いつもAちゃんの買い物着いて行くだけだから覚えてなかった……今度からちゃんと買い物の仕方覚えよう…」
反省しながら立ち上がり、さっき買ってきた食材を持つ。
「よーっし、林檎のすりおろし作ってこよ。
与謝野さん、ありがとう。もう仕事戻っても大丈夫だよ」
「………乱歩さん、アンタ林檎のすりおろしなんで作れるの？」
与謝野さんの問いかけに「うん」と大きく頷くと、彼女は驚いたように目を大きく見開いた。
「列車の乗り方も買い物の仕方もわからない乱歩さんが、かい」
「前に僕が寝込んだ時、Aちゃんが作ってくれてね、美味しかったから作り方教えてもらったんだ！」
「へえ、よっぽどAの事好きなんだねェ」
「えへへ」
「ま、じゃあ頑張れ。
なんかあったらまた事務所来な」
「うん、ありがとー！」
ひらりと手を振った与謝野さんの背中を見送り、Aちゃんの姿をしっかり確認してから、僕は台所に向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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蜜柑 - 推しの乱歩さん．．．！カッコ良かったですね！見ててキュンっと来ました！素敵な小説有り難うございました！これからも小説を書くのなら、頑張って下さい！ (2019年5月25日 9時) (
レス) id: 8f1f373125 (このIDを非表示/違反報告)
マルフォイ - もう最後とか興奮泣きせずには読めないよ...乱歩君マジヤバたん。 (2019年5月24日 22時) (レス) id: bae9fea7d4 (このIDを非表示/違反報告)
太宰LOVE(プロフ) - 体育座りで泣いている！？あの芥川が！？可愛いすぎか。 (2017年6月30日 21時) (レス) id: d0ae358db4 (このIDを非表示/違反報告)
バレー馬鹿(プロフ) - とてもいい作品で涙がちょちょぎれました…！素晴らしいお話をありがとうございました！ (2016年11月27日 22時) (レス) id: b3242b4568 (このIDを非表示/違反報告)
朱 - お疲れ様です！ (2016年9月3日 19時) (レス) id: c784d9244a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコ | 作成日時：2016年5月21日 7時
