検索窓
今日:6 hit、昨日:61 hit、合計:23,966 hit

88話【それは多分】 ページ42

私は叶さんに了承のLINEを入れると、不破先輩が私に飲み物を渡してくれた。私はお礼をいい、水分補給をしていると、そこにサラちゃん、甲斐田くん、長尾くん、弦月くんが来て、7人でバレーをすることになった。








「葛葉が体調優れないらしくてかなかなが葛葉と家に帰るらしい」








不破先輩はバレーの最中そう言った。その後は皆で泳いだり、話したりして一日が経った。







____________________________________________________________









「楽しかった?」








空がオレンジに染まり始めた頃、私達は解散して私は帰りもがっくんに迎えに来て貰っていた。先程までの楽しかった気持ちが消え、葛葉との事が蘇る。








「Aちゃん…」








ハンドルを持って車を走らせようとしていたがっくんは私の反応に動きを止める。そして私をゆっくりと抱き寄せる。











「………な…んで……」
「Aちゃん、泣いてたの気づいてた?」








そう言ってがっくんは1度私を離し、私の頬に零れる涙を拭う。気づかなかった。私は泣いていたのか。何も言えない私をがっくんは暫く背中を優しくさすってくれた。暫くして落ち着いた私にがっくんが、今日は俺の家に泊まる?と聞いてきた。








「今日はお母さん達遅くなるって言ってただろ?帰ったら俺がAちゃんの大好きなハンバーグ作るから、言いたくなかったら言わなくていいけど、Aちゃんが泣いてた理由聞かせて欲しいな」






私はがっくんの家に帰るまでの道のりにてポツリポツリと話していった。大切な友達に距離を置かせて欲しいと言われたことを。








「それってもしかしてズバくん?」
「そうだけど、なんでわかったの?」
「……なんとなくっすよ」

89話【二度とあんなことには】→←87話【心配】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
設定タグ:knmc , 2j3j , fsm,kzh,kne,akn,fw   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼井 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/5291025/  
作成日時:2023年9月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。