久しぶり【いっしー】 ページ16
私は、公園のブランコに座り、夜空を見上げていた。
この時間なら、誰も来ない、そう思っていた。
「……
幼馴染のあいつだった。
「和臣……久しぶりだね」
「あぁ、そうだな」
音楽の話でも、するか。
こいつとぐらいしか話せないしな。
「音楽の話、して良い? 最近してなくてうずうずしてた」
「良いけど」
「ある人が作った曲に、十二音技法の無調音楽っていう要素を取り入れてあるんだけどさ。
本当にそれが凄くて、あとその曲に使ってあるコードもめちゃくちゃ凝ってて、凄いんだ」
「宣伝かよ」
和臣はそう言って笑った。
宣伝でも良いじゃないか。
「聴いてみてよ、ほんと凄いからさ。歌声も、凄いんだ。ストリングスの掛け合いも凄いの。
なんか、コードとか結構勉強してるけど、『あー、もっと勉強しないと一生追いつけないな』と
思って。もっと勉強しなきゃだなぁ」
「……なんかそれ聞くと俺も負けらんねぇな」
「吹いてる楽器も同じだけどねー」
「だからだよ」
「でも、私はピアノ弾けるからねー。和臣よりも楽典勉強してるし?」
「まあな、そこは認める。が、絶対お前には負けねぇからな!」
やっぱ、こいつと話してると楽しいわ。
「じゃあ、対決だな!」
「またかよ」
「そんな呆れた顔すんなよ。酷えなぁ」
あいつとは昔っから対決ばっかして来た。
音楽では負けた事無いけど!
「今度こそ星羅に勝つ!」
「なんか久々に会ったのに打ち解けてるね」
「まぁ、俺たちの仲だからな!」
そう言ってニカッと笑った和臣を見て、心臓が大きく鳴ったのは気のせいだ、多分。
『–––––まだ恋に気付く前–––––』
Fin.
----------------------------------------
ごめんなさい、なんか変な話になりました。
多分星羅ちゃんの話は歌い手のあの人を知っているなら分かるはず……!
星羅ちゃんの思いはほぼ私の思いです。
あの曲を聴いた時にもっと楽典を勉強したいな、と思ったんです。
なんか若武要素少ない……本当に申し訳ないです……
いっしーでした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リーリック(プロフ) - ありがとうございます！ところで、メッセージってなんですか？わかってません…。すみません！誰か教えてくださいぃぃぃぃぃぃぃぃ！ (2017年11月13日 17時) (
レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - リーリックさん» ほんとですか！？！？ありがとうございます…！！ぜひぜひ！書いちゃって下さい！！パスワードはメッセージを送っておきますね！ (2017年11月13日 15時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
リーリック(プロフ) - とっても面白いです！あの、私も若武が大好きなんです！それで…これ書いてみたいんです！！…いいですか？あの、ダメならいいんですけど… (2017年11月10日 17時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - 莉奏さん» コメントありがとうございます…！若武推しになりそう！？そう思ってくれると凄く嬉しいです！最近更新できていないのですけど、頑張りますね！！ (2017年10月10日 0時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
莉奏 - どうしましょう これ読んでたら、若武推しになりそう…！私、上杉君推しなんですが…若武も、いいですね(*´-`) みなさん、小説書くの、頑張ってください！凄い、面白いです 応援してます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年10月9日 22時) (レス) id: fb00a6b970 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリジャ x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/erijya/
作成日時：2017年3月27日 15時
