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6,KZと仲間 ページ8

美門side


ICUで上杉の様子を見てから黒木の病室に行くと、
彼は静かな寝息をたてて眠っていた。


「黒木、寝てるみたいだね。」


「色々とあって疲れたんだろ。」


「今日はどうかな。」


「戻ってるといいな。」


他愛のない会話。
でもその中に2人は居なかった。
まだ信じられなかった。
失って初めて気付く友の大切さ。
早く戻ってきてほしい。
そんな思いに刈られた。


不意に黒木の瞼が動き、ゆっくりと目が開いた。


「黒木、おはよう。」


「おはよう。」


そう答える黒木は少し警戒している様だった。
そうだ、黒木は俺達を覚えていない。
つまり黒木にとって俺達は未知の人間なんだ。


(自己紹介しないとな…)


そう思って口を開く。


「俺は美門翼。よろしく。」


知ってる奴に自己紹介するのは、変な気分だった。
俺が名乗り終わると、他のメンバーも続いた。


「俺は七鬼忍。」


「僕は小塚和彦。」


最後に若武が続いた。


「俺は若武和臣。不動のトップ下であり天才ストライカー、かつKZの華麗なるリーダーだ。よろしく。」(`▽´)ドヤァ


また言ってるよ…
でも今日は隣で若武を小突く奴はいない。
何か物足りなかった。


「K……Z?」


黒木が不思議そうにする。
ああ…そうだった。
KZのことも忘れてるんだった。


「俺達はね、KZっていう探偵チームを組んで、沢山の事件を解決してきたんだよ。」


「……。」


最後にこう付け加えた。


「俺達は黒木の仲間だからね。」


と。

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匿名 - 他の作品も是非でして下さい! (2020年3月26日 13時) (レス) id: 668208e396 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - とっっっっっても面白かったです! (2020年3月26日 13時) (レス) id: 668208e396 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 続きが気になります〜 (2019年4月5日 11時) (レス) id: 10ed114a72 (このIDを非表示/違反報告)
S2R花水木 - 作者です。そう言って戴き、幸いです!リア友にも伝えておきますね! (2019年4月5日 9時) (レス) id: 79c3ee969c (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2019年4月5日 8時) (レス) id: cfbc004beb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:S2R花水木 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年4月4日 12時

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