【カゲプロ】僕の隣にはいつも【ヒビヤ】

誰よりも ページ10

貴方「…ヒビヤくん」

　
ヒビヤ「…」


　
　



　

いきなり私を引っ張って
いきなり君に引っ張られて


　

二人ともバランスを崩して座りこんでしまった
　
　
勢い良く引っ張られ、私はヒビヤくんの腕の中にいる


　



　


…やっぱりね


　



　






貴方「…それが素直な気持ちの君だよ」

　

ヒビヤ「…え?」


　



　


君は本当に優しくて


　



　






　



貴方「大嫌いな私を助けた。
やっぱりヒビヤくんは本当に優しい人なんだ」

　



　





　



私の大好きな人だ
　



　



貴方「本当に素直じゃなくて、不器用で、誰よりも人と触れていたい。
それが君だろう?」

　


　

ヒビヤ「…」

　




　



ヒビヤくんはそのまま黙ってしまった
　



　

冷たい風が吹く
　

今は冬で、時間が経つに連れてどんどん寒くなってくる
流石の私でも寒くて震えてきたよ

　


私が風邪をひくと、皆に迷惑がかかってしまう



　




　

今の体制を思いだし、立ち上がろうとした




　







　



けど…

　






　







　

貴方「…君らしくないじゃないか」
　
ヒビヤ「……」


　


　




　


ヒビヤくんに強く抱き締められてしまった

キス→←勘違い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す