再会から始まる運命の歯車 NO’2

45 ページ3

小春どこにいるの



私置いていかないでよ。ロバートが大事なのはわかるけど、私だってさみしいよ。



また一緒に話そうよ。お願いだから。私を置いていかないで。


もう私には小春しかいないんだから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの後みんなと別れた。部屋に戻ると小春からラ○ンが来た。

そこには、
小春いつも迷惑かけてごめんね。私を誘拐したのは砂原翔っていう人です。じゃあね。いつまでも笑顔で

うそでしょ。もうお別れなの。しかも砂原が誘拐！？
その夜私はアメリカへととびだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
せめてみんなで探しに行きたかったな。

あの時黒木君に

「アーヤ、ほんとごめんね。探偵チームKZはもう解散したんだ。だからみんなで事件を解決したりするのはもうできないんだ。解散するときに反対するやつもいたんだけど、ほらKZ大憲章に多数決で物事を決めるってあるだろ。それで賛成のやつがおおかったから。ほんとはアーヤにも連絡したかったんだけど、落ち着いたら言おうってことになったから。
ほんとにごめん。」

私はほんとに悲しかった。みんなは、先に進んでいくのに。
みんなは海で泳いでた頃とは違うんだ。もう自分の島を見つけてそれに向かって頑張って泳いでるんだ。私だけだ。島も見つかっていない。ただ今をぼーっとして泳いでるだけ。私一人取り残された広い海で私だけ泣いて終わるんだ。

その時になって、自分がまだみんなに頼りっぱなしの人間だという実感がわいた。

46→←44

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す