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「あの、入ってもいい」

私は、上杉君に事情を聴くために、部屋の前まで来ている。

だけど、応答はない・・

入っていいかな、いやさすがに人の部屋に入るのはあれか。

しかも異性だし。

そう躊躇していると、後ろから声をかけられた。

「そこ、邪魔」

思わず振り返ると上杉君がめんどくさそうな顔をして私を見下ろしていた。

怖い。

私が横にどくとさっとドアを開けて入っていった。

だが私は、上杉君がドアを開けた瞬間に私も部屋に入った。

えへっ

「ちゃっかりしてんな。で何かよう?」

私はここに来た目的を話した。

マスクルージュのことと、小春のこと関係があるのかということをまとめて。

私は上杉君の顔をじっと見ていた。

「関係はあると思うけど、その証拠がないんだよ。まぁここのことは砂原にまかせたし」

まぁね。でも砂原に任せたからって私たちに関係がないわけではない。

状況が変わる前に手を打たないと、小春も小塚君みたいになってしまう。

それが何としてでも避けたい。

「私たちにもできることないかな」

言葉を慎重に選んでから言ったが、私はもうズバッと単刀直入に言いたかった。

「上杉君が手伝ってくれると嬉しんだけどな。」

この時になってこの発言は誤解を生みかねない発言だど気づいた。

「あ、いやそういうわけじゃなくて、ほら本当はみんなとやりたいけどあんまり乗り気じゃなかった

 じゃん。深い意味じゃないからね」

慌てて弁解したもののこんな風にいうと逆に怪しまれるか

ハラハラ、ドキドキ

「別にいいぜ。じゃ詳しいことはまた」

そう言われ私は部屋から出るしかなかった。

なんか追い出された気がするのは私だけ?

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赤色リトマス紙 - ありがと (2021年3月28日 17時) (レス) id: 15040b8572 (このIDを非表示/違反報告)
青色リトマス紙 - 小説用メモをご覧ください。赤色リトマス紙 (2021年3月27日 10時) (レス) id: 1e603ecb86 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗 - 冬馬さん» コメントありがとうございます。本当にうれしいです。これからも頑張ります。 (2021年2月13日 13時) (レス) id: 8192333466 (このIDを非表示/違反報告)
冬馬 - 恋愛的な意味でもミステリアスな意味でもドキドキが止まらないです!!更新待ってます!! (2021年2月13日 13時) (レス) id: 8f09db79aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リトマスズ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/kznituite/  
作成日時:2021年2月4日 16時

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