再会から始まる運命の歯車

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興味本意で小春の部屋に行くことが決まった。

「おれ、あの子の部屋知らないから連れて行ってくんない。」

私はOKし、小春の部屋に案内した。

ドアの前に立ったけどやっぱり緊張する。無断で人の部屋に入ってもいいだろうか。やっぱり、ダメなんじゃない。人間の常識的に考えて、だけど、みてみたい。小春の部屋は一回入ったことがあるけど、人がいるときといないときじゃ差はあるよね・・

私が悩んでいると、後ろでいらだったような声がした。用心して振り返ると、若武がすごい顔をして立っていた。

「なんで、早くあけないんだよ。黒木がきちまうだろ。鬼ごっこはいくら子供な遊びでも、子どもな
　遊びだからこそ勝ちたいとおもうんだよ。」

いや、そういう問題じゃないんだけどな。てかそんなこと聞いてないし。

逆にいらだった私はドアを大胆に開けてしまった。

だけど、そんなことどうでもいいくらいに思えることがおこった。

部屋の中には、女の子の部屋と思えるぐらい、散らばっていた。
部屋の中に足を踏み出すと、あたりには新聞紙や、紙、本、服散乱していた。

それには若武も
「嘘だろ。マジありえねー。」

とさっきまで怒っていた顔を困惑した顔に変えていた。

「あの子、よく散らかす子なの？。
　まったく困ったな。足の踏み場もねーじゃん。よく、こういうの漫画でみるけどな。
　リアルに見たの初めてだわ」

小春は、こんな散らかす子じゃなかった。

そう思っていると、若武は部屋の中へと入っていった。私もあわてて後に続く。

「まぁ、こんなに散らかっていれば隠れるとこいっぱいあるけどな」

のんきにそんなこと言う若武を差し置いて、私は足元にある、本や、ごみをどかした。

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