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五話:考える ページ7
翼に連れて来られたのは、バスケ部の部室前。
朝練はとっくに終わっていて誰もいないし、物音もしない。
翼「佐田の事なんだけど、俺から理由は言えない。
けどさ、1つ言える事がある。
ショックを受けるかもしれないけど、アーヤの親が佐田の家庭崩壊に関係しているらしい。」
やっぱり否定させてくれないんだ。
思わず目に涙が溜まる。
それに気づいた翼が私の肩を優しく抱いてくれた。
それだけなのに安心してしまって、涙がこぼれた。
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作者名:桜音 | 作成日時:2016年12月30日 22時