【文スト】 【旧双黒】は『吸血鬼』。「早く吸わせろ/吸わせ給え。」

　私の気持ちは！？ ページ12

『ちょっまっ・・・返・・・せ！』



　 中也はスケッチブックを上にあげて今書きあがった妄想画を見る。

　 身長差が激しい(15センチ差)ため、跳んでも届かない。




中也「いっつもこんなん考えてんのか？」



　 もういい！ バレたもんはしょうがない！





　 『そうだよ！何時もじゃないけど考えてんだよ！』


中也「ふっ・・・・そうか。んじゃ返す。」





　
　 おお・・・意外とあっさり返してくれた。



　 私は其れを受け取り、急いで閉じる。





中也「そんなに抱き締めなくても取らねェよ。」

　 『いや・・・其うとは限らない・・・』





　 ギュッとスケッチブックを腕の中に収める。






　 ふっ と、一回笑うと中也は私に・・・・・


　 『な・・・・に・・・・？』

中也「抱き付いてんだけだろ。」



　 いやいやいやいや そう云う問題じゃないのだが・・・






　 というか！ 何！？ ふっ ッて？ 殺す気！？殺す気ですよね！？






　 トスッ ))





　 中也は私の肩に頭をのせる。



　 ・・・・・心臓がぁぁぁァァァァ！！！！！


　 トクトクトクトクトクトクトクトク・・・・・・))






　 破裂する・・・・ いや・・・でも！


　 此れからは翻弄されないと決めたんだ！！






　 何故ッて？


　 ≪ 絶対に玩具(おもちゃ)にされるから。 ≫




　 其れだけは避けなくては！


　 ん？ 何故玩具にされると云う事が断言できるのか？




　 そんなん簡単じゃねぇか！





　 【 私の妄想。 】






　 何かどんどんにゃばい感じになってるようにゃ気がするにょだが・・・


作 「気の所為じゃないから大丈夫！」


　 そっか・・・・じゃあ大丈夫だね。・・って大丈夫じゃないじゃん！






中也「何一人で云ってンだ？・・・此方に集中しろ。」

　 『其処で喋らないでください！』





　 首に息がかかって擽った過ぎる。





中也「敬語になってやがる。敬語禁止な。」

　 『な、何でですか！・・・・あ。』




中也「云ったな？」



　 云われたそばから敬語を使ってしまった。

　 何時もは敬語なんか使わないのに！





中也「お仕置きだな。」




　 中也は顔を上げてニマァっと笑う。






　 誰か、カメラをお恵み下さい。

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