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*ただいま* ページ2

*簓side





Aと歩いた道を走って



Aと選んだマンションの下で騒々しく鍵を探して



エレベーターみたいにのんびりしてられへんから



階段を勢いよく駆け上がる



いつもAが見送っていたドアの前まで突っ走って



得意な大きな声で



簓「た、っだいまぁ!!!!A!!!!」



ご近所迷惑な声で呼ばれたAは



キッチンから飛び出して走ってくる




A「さ、ぁ…らぁ…!!!」




思いっきり抱きついたのはどっちなんかわからんぐらいの勢いで抱きしめた体は


あまりにもちっちゃくて、愛おしかった



簓「んんんー!!!かわええ、かわええなぁ〜!!」



あまりにも可愛くてAの頭にキスをする


それは動物が可愛くてキスする衝動と同じような感じで



でもAは動物じゃないから頬を染める



その顔は幸せそうやった



簓「寂しかった??」



Aは早く縦に顔を動かす、めっちゃ可愛い



簓「簓くんも寂しかった、A不足で毎日いろーんな人に心配されとったぐらいやからなぁ」



ほんまは、ちゃんと仕事しろって怒られたんやけど



Aはクスクスとおかしそうに笑う



そう、この笑顔、この笑顔が見たかってん



最初にあった時のこの笑顔に俺は惚れてん




簓「お、なんかええ香りすると思ったらご飯作ってたんか〜、久しぶりのAの飯楽しみやってんよ〜」


A「てぇ…あら、…て!」


簓「はいはい、食べる前には手洗いやなぁ〜」



ぐいぐいと背中を押されて洗面台まで連れてかれる




美味しい匂いと優しいAの香りに包まれた家に




ただいま

*痛いの痛いの*→←*君へ



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作者名:あーるぴーじー | 作成日時:2022年11月16日 23時

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