今日、幼馴染みやめます。4【Yuta.T】 (ページ13)

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ちょっとはやりすぎたかなって思うけど、そんなにわんわん泣くようなことでもないような気がする。

理由が分からないから、どう対応したらいいか分からない。

いつもみたいな雰囲気に戻したら、なんとかなるかなぁと安易に思いつき、いつものからかい半分の笑みを浮かべて言った。黒玉降臨。

「あー…分かった。続き、して欲しかったんだろぉ？」

「……は？…はぁ？」

眉間に深いシワを寄せて、怪訝な表情。
ぷぷぷ。これこれー。

「それならそうと素直に言えばしてやんのにー」

バカヤロー！と怒鳴られるのをワクワクしながら待ってると、仮に……とポツリと言った。

「ん？」

「仮に、もし。続きしてって言ったら、どこまでするわけ？」

思わぬリアクションに、少し戸惑う。
応戦してきやがったか……なんだよ、今日のAはいつもと違う。

「えー…本気で？」

続きして？
続きって、どっからどこまで？？

後頭部をポリポリ掻きながら、想像してみる。

ペラい肩を抱きしめて、薄くも厚くもない唇にキス、すべすべな肌に触れ………

………やべぇ。有りかもしれない。

「もしって言ってんでしょうが。頭だけじゃなく耳までも悪いんですか？」

止まらない妄想を続けていると、舌打ちからの悪態で、妙な気分も一気に冷めた。

腕を引っ張ってきて真向かいに座らせて、Aはどういうつもりでこんなこと聞いてくるんだろ。
俺じゃあるまいし、ふざけてる訳じゃなさそうなんだけど……