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立ち上がった渉君を見上げたら、はいって手を差し伸べられた。コレ…握っていいのかな。
どうしよう…と迷っていたら、渉君が私の目の前にしゃがみ込んだ。目線を合わせてくれて、私の手を両手で包み込む。
「なんも考えないで、俺の近くに居てよ。友達でいいからさ」
どんだけ渉君は、優しいの。
例え実のお兄ちゃんだったとしても、こんな特別扱いな優しさを妹にくれないのが現実。実際の兄妹関係は意外にシビアなもんだ。
涙腺が緩む。泣きたいわけじゃないのに、渉君の優しさにウルッとする。優しくされて泣きたい感情に襲われたのは、これが初めてかもしれない。
「……なーんつって！クッサー！」
アハハって笑うと、渉君は私の両手を握って立ち上がらせた。
「元気出して。Aちゃんの悲しい顔は見たくないからさ。笑顔でいて欲しい…ただそれだけ」
これもクサいか。って首を竦める。
クサいかもしれないけど、果てしない優しさに私は胸がいっぱいになる。いっぱい過ぎて、何も言えない。
「マジで時間やばい！行こ！」
焦る渉君に急かされて、二人で走り出した。
二年の教室は二階で三年の教室は三階だから、その栄え目の階段で手を振って別れる。
生徒は全員教室に入ってるのか、廊下には人っ子一人居ない。スマホで時間を確認したら、もう既に授業が始まってる時間になっちゃってる。いつの間にか授業開始の本鈴が鳴ってたんだ。
焦りながらも小走りで廊下を走りだしたら、トイレから出てきた人にぶつかった。
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七子[ななこ](プロフ) - よしさん» よしさん！遅くなりました汗。すっごく中途半端なんですが、一旦終わりにしてみました〜(^ω^)千ちゃんの出番も考えてますよ！お楽しみにしていて下さい☆彡 (2017年12月24日 12時) (
レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 七子さん、二人のハッピーエンドがメチャメチャ嬉しい(*^^*)です。すごく幸せな気分。裕太目線での４章が安心して読めます。今までの気持ちの答え合わせしてるみたいでキュン。続きで甘々裕太も楽しみにしてます。千ちゃんの出番もあるかな？ (2017年12月22日 23時) (レス) id: 78b351736a (このIDを非表示/違反報告)
七子[ななこ](プロフ) - よしさん» よしさん！ハッピーエンド、にしたいんですが千ちゃんが出てこれなくて……！どうしよう！と思いつつ、千ちゃん担当にはまたの機会に待ってもらおうかなぁとか考えたり笑。クリスマスにはいい感じになってるといいですねぇ(p_q)がんばります！ありがとうございました*ﾟ (2017年12月4日 10時) (レス) id: 77f7625ffe (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 玉ちゃん☆幼馴染みのお話が大好きです。もう、切なくて、もどかしくて…。早く二人のハッピーエンドがみたいなぁ。今年のクリスマスには幸せな気持ちになれるかな？これからも楽しみにしてます (2017年12月4日 0時) (レス) id: 78b351736a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七子 | 作成日時：2017年12月3日 10時
