福沢さんの猫好きが無邪気すぎるんだが？ と思った今日この頃。

反省してます ページ24

とまあこんな感じで、上司と元上司が決意を新たにした訳なんですが。



「何か云い訳は」

『何もないっす……』



上司に正座させられてます。はいあの、そのですね。怖い。眼力がえげつない。上司、つまり社長だね。

思い切り地面。瓦礫の上で正座してるんで(別に強制された訳じゃないけど、いやあの超激おこオーラの前に正座できない人間がいたら連れて来てくれ。マジで)、めっちゃ足が痛い。正座による痺れも今更ながらに襲ってきてるので更に辛い。辛すぎる。

あと花袋さんがすごい此方を気の毒そうな目で見ている。見てるぐらいなら助けてくれませんかねコレ。いや花袋さんレベルならまだいい。まだいい。


だけど森さんそこで抱腹絶倒してんのクソムカつくんで本気で止めてくれませんかね部下どもに写真撮って送りつけるぞオイ。



「何の伝えも無しにお前がいなくなったら、当然皆は心配する。いつになったらそれが判る」

『はい……ホント申し訳ないっす……すいませんっした……』



社長の目線がビシビシ頭上に当たる。顔は下げてるのでその表情は見えないが、いやもう声音からして怒ってるよね。顔上げれねーよもう、というか土下座する勢いで頭下げてるからもはや頭痛い。

何処までも冷静な声音で私の非を指摘する社長と、それに何の云い訳もできず頭下げ続けてる私を見て、森さんが「ま、まあまあ、福沢ぶっ殿」と笑いにより痙攣しながら止めた。すみません噴き出すぐらいなら何も言わないでくれませんか。



「ほら、凪君も反省しているようですし……ぶふ」

『そっそうっす！ はい！ もうホント申し訳ないと思っててですね！』

「凪君は反省していないようですね」



超間反対のことを数秒の間に云われた。そんなに私と森さんの間の信頼度って低かったのかよ。いや一介の構成員とポートマフィア首領の間に信頼度もクソもなかったわ。

けども本気で反省している。ホントすんませんでしたァ〜〜〜と半ベソかきながら謝ったら逆に社長がたじたじになってくれた。アンタそういうとこあるよな！ アンタそういうとこ可愛いよなホント！！

イントラネットに憧れた→←眼力にも種類アリ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す