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兄弟 ページ14

彩side

交差点を曲がって家が見えた時、1番前を歩いていた2人が声を上げた。

「あれ?家の電気ついてねぇじゃん。」

「翼、帰ってねぇのか?」

ホントだ…家の中は真っ暗。
不思議そうに首を傾げる典兄と臣兄に、彦兄が呟いた。

「も、もしかしたら電気消して寝てるかも…」

そうだといいのに……
私は、ザワザワする胸を両手で押さえた。


貴兄がドアを開けようとするけど、ガチャ、と音を立てただけだった。
鍵が閉まってる……まさか、まだ帰ってないの?

家に入って、皆で翼の姿を探してみたけど、居る気配はなかった。
ドクン、と心臓がはねる。

「ダメだ、電話も出ねぇ。」

舌打ち混じりに言い放つ典兄の声にも、焦りがこもっていた。
2階を探していた臣兄が降りてきたけど、首を振るだけ。

「電話も出ないなんて、おかしい……俺と彦と臣でそこら辺見てくるから、典とアーヤは翼のクラスメイトに電話してみて。」

そう言い捨てて、貴兄はお兄ちゃん達を連れて出ていった。
どこにいるの、翼…?

「おい、彩、これ……」

典兄が私に、貴兄が置いていったスマホを渡そうとしてくれた。
私はスマホを持ってないからくれたんだろうけど…私は、それどころじゃなかった。

私が、ちゃんと翼を見ていればこんなことにはならなかったんだから。
変な八つ当たりをしなければ良かったんだから……

不安と後悔で押しつぶされそうになる私の肩を揺さぶる典兄。
典兄の真剣な表情が私の瞳に映る。

「彩!そんな思い詰めんなよ…」

その瞬間、私の目から涙が零れた。

「おい、彩……」

驚く典兄に、私は必死で首を横に振る。
貴兄達に迷惑をかけているのも、私のせいだ。


「私が…私があの時っ、翼に当たったから…

あの時、手を振りほどかなかったら、こんなことには、ならなかったかもしれないのに…!

私のせいだっ!私が……」

そこまで言った私の頭を、典兄は静かに撫でた。顔をあげようとしたけど、泣き顔は見られたくなかったので辞めておいた。

上から、典兄の優しい声が聞こえる。

「お前さ、兄弟ってそういうもんだから。しょーもないモンで喧嘩して、イラついたからって怒って……気ぃ配んなくていいのが、兄弟だろ?

……頼らなさすぎなんだよ、お前も翼も。」

頼れよ、と零す典兄の胸で、私はただただ泣きじゃくった。

ーーーーーーーーーーーー
あぁぁぁ!
文才が無さすぎて意味不明に……すみません←

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未麗 - 更新頑張って下さい‼             (2022年3月27日 14時) (レス) @page22 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
ねねね - 面白いですね!更新まってます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 65314d53ab (このIDを非表示/違反報告)
みずは翼(プロフ) - アル@Project KZさん» 見てくれたんですね…嬉しいです!!ありがとうございます♪ (2019年8月22日 22時) (レス) id: 9487e9fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アル@Project KZ - 面白かったです! (2019年8月22日 20時) (レス) id: c93556c612 (このIDを非表示/違反報告)
みずは翼(プロフ) - とうしろうさん» 短くて大丈夫ですよ〜!更新頑張りますね!ありがとうございます! (2019年7月31日 16時) (レス) id: 9487e9fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずは翼 | 作者ホームページ:http://mizuha.uranai@tututu  
作成日時:2018年9月7日 23時

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