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1話 ページ3
「んー、疲れたぁ」
アイドル育成のための学校【夢ノ咲学院】。
そんな校門を前に指定の制服を着た者が
1人伸びをした。
ミルクティー色の髪を背中まで伸ばし、
女子の制服を着ている姿は女子そのものだ。
しかし彼は男子である。
彼曰く「男の娘」らしいが。
そんな彼は今まで不登校状態だった。
そして今日、彼は約半年ぶりに
学院に帰ってきたのだ。
「外見は変わんないなぁ……
半年しか経ってないし、あたりまえか。
まぁ、家にいてもつまんないから
暇つぶしに来てみたけど」
彼の履いているローファーの高いヒールが、
コツコツと無人の校門に響き渡る。
やけに広い学院の中をゆっくりと
歩いていった。
「ただいま、僕らの夢ノ咲学院」
Aは小さな声で呟くと、
校舎の中へ消えていった。
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作者名:GISELe | 作者ホームページ:後日専用ホムペを作成予定
作成日時:2018年12月20日 16時