16話 ページ18
「すみません、遅くなりましたー！」
現れたのは、噂のゆうくんと
オレンジの髪の子と黒っぽい髪の子だ。
ん？あの二人見たことあるな。
確かオレンジの髪の子は……
ボクが荒れてたときに
ソロで活躍してた
才能の塊のすばるんで、
もう一人の子は、
実際に面識があったかは
定かではないけど、
お父さんにはよく
お世話になったなぁ。
確か氷鷹北斗くんだったよね。
お父さんが何回か話してくれた気がする。
僕くらいの息子がいるって。
小さい頃の写真をたくさん
見せられた気がする。
「えっと、その人は？」
北斗がAを指差して零に訊ねた。
「彼は如月くんじゃ。
ほれ自己紹介の時間じゃよ」
「ボクは如月A。
今日のお昼の放送聞いてれば
大体はわかるよね？あと、ボクこう見えて
男だからそこんとこよろしくね、
氷鷹北斗くん……いや、ほっくん」
「なんで俺の名前……、
いや俺達も自己紹介しないとな。
俺は氷鷹北斗だ。2-Bの学級委員長を
やっている。よろしく頼む。
あとそのあだ名は何だ？」
「きみのお父さんが「ほっちゃん」って
呼ぶからボクは「ほっくん」呼びで
いいかなって。ま、よろしく！
次はすばるんね〜」
ほっくん、嫌そうな顔しないの。
お父さんが泣いちゃうよ。
「俺は明星スバル……ってもしかして
去年お世話になったサラサラ先輩？
最初話見たときあんまりに穏やかだから
誰か分かんなかったよー。
これからまたよろしくね」
「荒れてた時期もあるんだよ、あはは。
次は噂のゆうくん」
「その呼び方はやめて〜！僕は遊木真。
さっきはお世話になりました。
これからよろしくお願いします」
「うん、よろしく。仕方ないなぁ、
あんまりゆうくんって言ってると
いずみんに説教されちゃうから……
真っちでいっか！」
「はい、そっちでお願いします」
真は苦笑いで答えた。
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作者名：GISELe | 作者ホームページ：後日専用ホムペを作成予定
作成日時：2018年12月20日 16時
