クリスマス番外編その1 ページ7
今日は、12月26日。
24、25日はともに色々あり、ふたりでのデートはこの日になってしまった。
3時に待ち合わせで、6時半に夕食の予約をしているらしい。
待たせては悪いと思い、2時半に待ち合わせ場所についた。
すると、向こうからもよく見知った人が。
『貴和』
「早いね、A。お互い、考えることは一緒ってことか」
『これ、待ち合わせ時間意味無かったわね』
「30分、ふたりの時間が増えたと思えばいいよ。行こ」
ふたりで、少し大きなショッピングモールに向かう。
中はクリスマスが過ぎたからか、そこまで混んでいなかった。
『あ、あそこの小物屋さん、入っていい？』
「うん。何か見つけた？」
『パスケースが壊れてきちゃったのよ。何かいいものがあったら、それに代えようと思って』
「なるほどね。…これは？」
『ん？…あ、いいわね。色も落ち着いてるし』
貴和が選んでくれたのは、ネイビーの皮に金色でティーセットが描かれた、少しアンティークなデザインのものだった。
『これ、買ってくるわ。先に出て待ってて』
「わかった」
お会計を済ませて合流し、またふたりでブラブラと歩く。
「文房具のとこ、入りたいな。赤ペンのインクが切れたんだ」
『じゃあ行きましょう。私もルーズリーフがそろそろ無くなるし』
そして、ふたりで文房具屋に入り、別々にお会計をして、また歩いていると、腕を組んだあるカップルが目に入った。
「このぬいぐるみ、かわいい〜！」
「みーちゃんの方がかわいいけど、欲しいんだったら買ってあげるよ」
「ありがと〜！」
何となくさっきから思っていたことを、控え目に言ってみる。
『これ、デートって言うより、ふたりで買い物来ただけじゃない？』
「オレも薄々感じてたけどね。でも、あのカップルみたいなこと、出来る？」
『ムリね』
貴和を見て、自分たちに置き換えてみる。
彼も同じことを考えたいたのか、ふたり同時に吹き出した。
「とりあえず、手を繋ごうか。お姫さま」
『そうね。考えてみれば、今日は一回も繋いでないわね』
貴和が差し出してくれた手に、そっと自分の手をのせる。
「そういえば、言うタイミング逃してたけど、今日はスカートなんだね」
『まあ、今日はね。デートにパンツを履いてくるほど、女の子捨ててないわよ』
「似合ってるよ。髪も下ろしてるし、そっちだとなんか大人っぽいね」
『そう？ありがとう』
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きょっちー(プロフ) - 翡翠さん» リクエスト更新致しました！これからもぜひ、お気軽にリクエストしてください。ありがとうございました！ (2020年6月23日 6時) (
レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 早っ(笑) 了解です。ありがとう (2020年6月22日 21時) (レス) id: 724d0f98c3 (このIDを非表示/違反報告)
きょっちー(プロフ) - 翡翠さん» 了解しました！おそらくどちらも続編の方で更新となるので、連絡致しましたらそちらへ飛んでください。リクエストありがとうございました！ (2020年6月22日 21時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 忙しい所すみまん。もう１つリクエストさせていただきます。優先順位はきょっちーさんの好きな方で宜しいのですが、清香ちゃんがぶりっこになって黒木君やkz メンバーを驚かせる、というのです。理由やきっかけはお任せします。すみません、宜しくお願い致します。 (2020年6月22日 21時) (レス) id: 724d0f98c3 (このIDを非表示/違反報告)
きょっちー(プロフ) - 翡翠さん» 了解しました！清香ちゃんのあることから、もしかしたら想像とは違ってしまうかもしれませんが、精一杯書かせていただきます！ (2020年6月22日 13時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょっちー | 作成日時：2019年12月9日 14時
