警察官でした。番外編

その2貴和side ページ42

『つい一昨日も、お団子作ってくれたじゃない。ポニーテールにして、コテで巻いてって。貴和はすごく上手よね』

コテ？

「え、道具ってコテのこと？」

『ええ。和典が、巻き髪を数式で表せるかもって言うから、ちょうど持ってた持ち運び用のコテを使ってやらせてあげたのよ。そしたら首にコテを当てるわ仕上げのスプレーは多いわで散々だったのよ』

「だから初めてだったから仕方ないだろって」

上杉の出来心=数学

Aの同意、ただの協力。

首の赤い痕=火傷。

すごい声、おそらく火傷した時に。

道具=コテ。

色々なサイズ、コテには色々な太さがある。

スプレーは仕上げの物で、それをつけすぎて白く固まりにおいも…。

「上杉、A、何飲みたい？オレ、奢るよ」

『え、別にいいわよ、そんなの』

「お願い奢らせて…」

2人から注文を取り、その場から離れたオレは知らなかった。

「おまえ、途中から勘違いに気付いてたろ」

『まあね。反応があまりにも可愛かったし、私だってやきもきさせられることが多いんだから、これくらいはね。和典だって気付いてたでしょ』

「あんな面白い反応してくれるとは、思わなかったけどな」

…2人に完全に遊ばれていたことを…。





ひーと様、リクエストありがとうございました！

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