270話 ページ24
その後は聞かれたことに簡潔に答え続け、取材は終わった。
けれど私とレギュラーにはまだ仕事がある。
[KZ応援団]のメンバー選別だ。
この応援団、若武くんの作戦だ。
若武くんはあの後理事長室に押しかけ、応援団を作ってくれと交渉。
理事長が根負けするまで続けたらしい。
旅費は塾生の福利厚生用に取ってある予算を回したことにより無料。
後はそのメンバーに立花さんが入るだけとなった。
応援団の選別については、レギュラーメンバーとマネージャーに任せると言われたそうだ。
メンバーに立花さんを入れられた2人は、満足したのか待っていた黒木君のところへ行ってしまった。
私は候補メンバーの中に、金沢誠くんと梅津優子さんがいることに気づき、二人をメンバーに推薦した。
※※※
その週の土曜日に、若武君がKZの集合をかけた。
フランスでの活動について話し合うのだろう。
私は黒木君と若武君の家に来た。
玄関のドアフォンを押すと、島崎さんが出てきてスリッパを揃えてくれた。
「おじゃまします」
『これよろしければ召し上がってください』
「あら、またいただいてしまって。後で皆さんにもお出ししますね」
真っすぐな廊下を通って、突き当たりの書斎に向かう。
書斎は夏用に模様替えされていた。
書斎にはもう上杉が来ていて、それから15分もしないうちに小塚君と立花さんも来た。
「揃ったな」
若武君は革を敷いた大きなデスクの端に斜めに腰をかけていて、そこから飛び下りながら言った。
「では諸君、会議を始めよう。まず全員がフランスに集合できることにな幸いだった」
「応援団に入れてくれてありがと」
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きょっちー(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます!次はシンデレラです。私もKZのみんなと旅行したいものです。これからもお願いします! (2019年12月6日 7時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年12月5日 19時) (レス) id: 21a29bd71d (このIDを非表示/違反報告)
きょっちー(プロフ) - RiRさん» 返信遅くなってすみません!繰り返し読んでいただいているようで、本当にありがとうございます!駄作者のことまで気にかけていただいて…。これからも応援してもらえたら嬉しいです。 (2019年12月3日 16時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m気づいたら5周目ですww 応援しております。無理のない範囲で私に続きをお恵みください! (2019年12月1日 16時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
きょっちー(プロフ) - 三毛猫さん» ありがとうございます!ただ今、新企画も企画中ですので、そちらも楽しみにしていただければ嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2019年12月1日 10時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょっちー | 作成日時:2019年11月30日 15時